「せたがやしぐさ」五箇条が決定!!

ご応募いただいた382通の作品の中から、せたがやしぐさ五箇条(2008年版)が以下のとおり決定しました。

一 ゆずりあいさつ
      狭い道をすれ違うときは、お互いにゆずり合う気持ちをもつ。ゆずってもらったらお礼を一言。

一 ちょこっと勇気 
     まちの中で身体が不自由な方と出会っても、なかなか勇気が出なくて、ひと声がかけられません。そこで、ちょっぴり勇気を出して、「何かお手伝いできることはありませんか」と声をかける。

一 みちにもきづかい
      公園や道のゴミに気づいたらさっとひろって、次に通る人が、道が気分よくすごせるように 気づかい、きれいな町を守る。

一 のばし箒(ほうき)
      自分の家の前だけでなく、お隣やお向かいの所までお掃除の範囲を広げる様心掛ける。

一 ペコリ運動
      道をゆずってもらったり止まってもらったりしたら必ずえしゃくをする。

せたがやしぐさVTR

2008年7月14日月曜日

江戸しぐさ その二 --- 【蟹(かに)歩き・傘かしげ】

 7月11日の記事では「肩ひき」について、実体験をもとにご紹介させていただきました。本日は、その「肩ひき」の変化型、「蟹歩き」と「傘かしげ」です。
 
 肩ひきと同じように蟹歩きも、狭い道ですれ違うときのしぐさですが、「蟹歩き」はさらに狭い場所ですれ違う場合に有効です。イメージとしては、寝台列車の通路とか、映画館の座席の間の通路、知る人ぞ知る、地下鉄永田町駅からJC会館への“抜け道階段”などでしょうか。
 
 人とすれ違う際に肩ひきが上半身を約45度回転させるのに対して、蟹歩きは完全に横向きになって体ごと90度回転させます。これに両手でVサインをしながら行えばまさに蟹です。
 
 そうしないと自分の進行方向に進めないわけですから、物理的には当然の所作だと思われますが、意外とこれも7月11日の記事の話ではないですが、すれ違う当事者双方が、どちらがその態勢に入るか、どちらも相手をどかしてやれ!などと内心思っていると、不測の事態が発生したりするわけです。

 すれ違う時ですが、相手がすれ違う側に「肩ひき」をしながら「蟹歩き」へと移行してくれるときは、いいのですが、「肩ひき」をせずに、すれ違う方向と逆に回転(すなわち、あなたの方に背中を向けながらの回転を)するときは、その人はおそらく、心理学的に「あなたに全く関心がない。あるいはさっさと通りすぎてよ。」という心理が隠れているそうですので、ご参考までに。実践でご確認ください。

 もう一つの変化型は、雨の日に細い路地で人とすれ違う際に傘を傾げる「傘かしげ」。これも物理的にそうせざるを得ないとも思いますが、これには傘からこぼれた雨の滴が相手にかからないようにという気配りの心もこめられているのです。

 読者の皆様、そしてJC会館への抜け道をご愛用の方、ぜひお試しあれ!

 東京青年会議所 世田谷地区
 「せたがやしぐさ」ブログ担当: 櫻井 重之


参考文献および出所:
 NPO法人「江戸しぐさ」のホームページ: http://www.edoshigusa.org/
 江戸の繁盛しぐさ(日本経済新聞出版社)
 商人道「江戸しぐさ」の知恵袋(講談社)いろはかるたの「江戸しぐさ」(講談社)

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