「せたがやしぐさ」五箇条が決定!!

ご応募いただいた382通の作品の中から、せたがやしぐさ五箇条(2008年版)が以下のとおり決定しました。

一 ゆずりあいさつ
      狭い道をすれ違うときは、お互いにゆずり合う気持ちをもつ。ゆずってもらったらお礼を一言。

一 ちょこっと勇気 
     まちの中で身体が不自由な方と出会っても、なかなか勇気が出なくて、ひと声がかけられません。そこで、ちょっぴり勇気を出して、「何かお手伝いできることはありませんか」と声をかける。

一 みちにもきづかい
      公園や道のゴミに気づいたらさっとひろって、次に通る人が、道が気分よくすごせるように 気づかい、きれいな町を守る。

一 のばし箒(ほうき)
      自分の家の前だけでなく、お隣やお向かいの所までお掃除の範囲を広げる様心掛ける。

一 ペコリ運動
      道をゆずってもらったり止まってもらったりしたら必ずえしゃくをする。

せたがやしぐさVTR

2008年7月13日日曜日

【江戸しぐさ】

 私たちのめざす「世田谷しぐさ」のそもそもの本家本元「江戸しぐさ」とはなんぞや?ということでご説明いたします。

 江戸しぐさとは、「商人しぐさ」「繁盛しぐさ」ともいわれ、江戸商人たちの考え方、生き方、口のきき方、表情から身のこなし方などを体系化した生活哲学でした。

 江戸商人たちが、人間関係を円滑にし、長い信頼を築き、何代も続けるお付き合いをするための極意でした。

 江戸しぐさの「しぐさ」は、「仕草」ではなく、「思草」であるといわれています。つまり、まず初めに心があり、考え方や心根が、手や足や口や体を通してしぐさとして表れたものです。

 そして、彼らの心の根底には、人間に対する深い思いやり、お互いを尊重する心がありました。

 文化・文政の頃の江戸の町は、人口100万人を超える世界有数の過密都市でした。譲り合い、助け合いの気持ちがなければ共倒れになってしまうという背景もありました。すべてにおいてお互いさま。もめごとが起きないようにお互いが細心の気配りをして共に生きていくという、共存の知恵が「江戸しぐさ」につながっていました。 

 江戸の町は、お互いを尊重するという文化を「江戸しぐさ」として保つことで、約200年もの間、平和で美しいとてもすてきな町であり続けたとが伝えられています。

 7月11日の記事「肩ひき」もその「江戸しぐさ」の代表例のひとつです。

 このほかに、「傘かしげ」、「蟹歩き」、「うかつあやまり」、「こぶし腰浮かせ」など先人たちの知恵の結晶がまだまだあり、枚挙に暇がありません。順次ご紹介させていただきますが、ぜひ読者の皆様もご自身でお調べになってみてください。新たな発見・気づきがきっとあることと思います。

*本記事は、越川禮子氏の講演記録及び下記の文献をもとに作成しました。

江戸の繁盛しぐさ (日本経済新聞出版社)
商人道「江戸しぐさ」の知恵袋 (講談社)
いろはかるたの「江戸しぐさ」 (講談社)

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