江戸しぐさ その三 --- 【うかつあやまり】
”うかつあやまりというのは、人ごみで人に足を踏まれたとき、踏んだ方はもちろん、踏まれた方も、「こちらこそ、うっかりしていました」とさっと謝ることです。こうすればトゲトゲしさはなくなります。西欧では「私の足が大きいから踏まれたのだ」と言うユーモラスな表現があるそうです。さりげない言葉はそれだけで和みます。”
これは経験上、自分の気もちに余裕がある場合は、「大丈夫ですよ。」あるいはもっと余裕があり、心が弾んでいる場合は、「あら、ごめんなさい」と自分の方から謝ってしまうかもしれません。でもそんなに寛大な心を持ち合わせていない自分としては、特に自分に非がないと確信している場合、あやまりの言葉が全くないと、ついついその人が気になって、折に触れて睨みを飛ばしてしまったりして、ラッシュアワーの通勤電車の中での朝のひと時が台無しになってしまうこともしばしば・・・。
まだまだ人間の出来ていないわたくしです。
ただこの人もわざとやったわけではないという性善説に立つと、自然とイライラする気持ちもなくなり、そんなことより、朝一番にお会いするお客様に集中しようということになるのです。
このしぐさは、「自分の感情の状態」をチェックするのに良いバロメータにもなるのです。
東京青年会議所 世田谷地区
「せたがやしぐさ」ブログ担当: 櫻井 重之
参考文献および出所:
NPO法人「江戸しぐさ」のホームページ: http://www.edoshigusa.org/
江戸の繁盛しぐさ(日本経済新聞出版社)
商人道「江戸しぐさ」の知恵袋(講談社)
いろはかるたの「江戸しぐさ」(講談社)
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