【せたがやしぐさ】お盆雑感
暦の上ではもう秋、残暑お見舞いですが、本当に残暑でいいの?というような今日この頃ですが、皆様お元気でお過ごしですか?さて、我が家は新盆で生まれ故郷に帰省しております。この4日間、大勢の親戚、ご近所の皆様、県外の縁戚の皆さんが祖母のためにご焼香にお越しくださっております。子供のころ数回会った程度の親戚のおばさん、こちらはすでに忘却の彼方なのですが、昔話を熱心に聴かせてくださいます。
多くの来客のすべての方々を笑顔でもてなすにはなかなか気力がいります。うちのあたりも向こう三軒両隣のつながり、特に冠婚葬祭の習わしは、地区の長老にしっかり聞かないと段取りから何から大変です。なにしろ30年ぶりのお葬式でしたから。「東京もんには、わかんねーべ?」と笑顔で言われて、生まれは茨城ですが東京暮らしの長い僕はこれがプラスの意味ばかりでないことを肌で知りました。とくかく人間関係が濃いのです。
さて、わがまち世田谷は約80万人という人口を抱えておりますが、単身世帯数は都市部のその傾向に合わせて増加傾向にあります。昔、集合住宅に住んでいたころは、上下左右の部屋にすむ隣人がどんな人であるのか、回覧板もないし交流は皆無でした。でも引っ越しのトラックには気づくもので、あらたに引っ越しトラックがやって来るたびに隣人の職業当てクイズを妻としたものです。
朝日新聞の記事に出ていましたが、地域コミュニティの人間関係の希薄さを見直そうと、「隣人祭り」という試みがあるそうです。9年ほど前にフランスで孤独死の発見を機会にはじまった活動です。年に一度地域の隣人が集まってコミュニケーションを深めるのです。個人主義が徹底しているフランスで始まった活動というところに人間社会の課題の根深さを感じました。
いま、北京五輪で連日熱気のある放送が続いており、ついついテレビの前で自国の代表を応援してしまいます。それはとても素晴らしいことです。でも、地域のコミュニケーションの欠如が危惧される中、それらに目をつぶって「お祭り」騒ぎばかりもしていられません。オリンピックは4年に一度、主役は参加選手ですが、地域コミュニティの主役は、その構成員であるひとりひとりの市民、すなわち、「あなたが主役なのです。」そう思っても実際に何か行動を起こすのはなかなか難しい。そういう思いを感じながら過ごしたお盆休みでした。
稲はすでに収穫の秋に向けて、確実に営みを続けています。写真は、5月3日の「親と子のつどい」というイベントでいただいた稲です。花が咲いて実がついてきました。われわれ「せたがやしぐさ」の活動も秋に向け本格的に始動です!あきらめずに一歩一歩。
今日もお付き合いいただき感謝です。
【せたがやしぐさ】事務局 櫻井重之
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