A rolling can gathers no moss.---転がるカンに罪はない。
皆さんもご経験があるのではないでしょうか。
電車に乗り込んで、うまく座席が空いていてほっと一息、でも次の瞬間ふと足元にコツンと何かが当たってくる。なんだろう。前に人が立っていてシートの下を確認できない。ほっとけばいいや。でもしばらくすると、またコツン。そしてかなり規則的に、またコツン。
前に立っている人がいなくなる。すかさず、首をのばしてシートの下をのぞきこむ。
「アルミの空き缶だ!」
電車の中なので、「缶けり」をするわけにもいかず、とりあえず手で缶をまっすぐに立てる。急停車でもしない限り、缶はそのまま慣性の法則にのっとって、じっとしていてくれる。
問題は、そのあとだ。
自分の目的地の駅が近づいてくる。
“僕の頭の中は、その缶の処理方法でいっぱいになる。”
僕の天使は言う。「これでも僕はJCマンの端くれだ。眼の前に捨てられているごみをそのまま見過ごすわけにはいかないのだ!」
でも次に僕の悪魔が言う。「なに、転がっているのを止めてあげたんだから、御の字。知らんふり、知らんふり。」
また僕の天使が言う。「積善でいうじゃない。ここで勇気をだせばきっと後々いいことがあるよ。」
悪魔も負けじと、「捨てたやつが悪いんだよ。ほっとけ、ほっとけ。わざと缶の転がり方を実験しているのかもしれない。」
天使が言う。「いいのぉ?!後悔するかもよぉ。」
悪魔、「最近、駅構内にごみ箱を設置していないことが多いよね。きっと君はずっと缶を片手にごみ箱を探し求めて、あてもなく歩き続けることになるよ----“ごみ箱を訪ねて三千里”なんてね・・・フフフフフ。」
おっと、気が付いたらもうすぐ駅についちゃう~~~。
「大変だぁ、どうしよう、どうしよう・・・・。」
僕の葛藤は続くのである。
さて、皆さんはどちらにしますか?天使?それとも悪魔?
今日もお付き合いいただき感謝です。
【せたがやしぐさ】事務局 櫻井重之
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