「せたがやしぐさ」五箇条が決定!!

ご応募いただいた382通の作品の中から、せたがやしぐさ五箇条(2008年版)が以下のとおり決定しました。

一 ゆずりあいさつ
      狭い道をすれ違うときは、お互いにゆずり合う気持ちをもつ。ゆずってもらったらお礼を一言。

一 ちょこっと勇気 
     まちの中で身体が不自由な方と出会っても、なかなか勇気が出なくて、ひと声がかけられません。そこで、ちょっぴり勇気を出して、「何かお手伝いできることはありませんか」と声をかける。

一 みちにもきづかい
      公園や道のゴミに気づいたらさっとひろって、次に通る人が、道が気分よくすごせるように 気づかい、きれいな町を守る。

一 のばし箒(ほうき)
      自分の家の前だけでなく、お隣やお向かいの所までお掃除の範囲を広げる様心掛ける。

一 ペコリ運動
      道をゆずってもらったり止まってもらったりしたら必ずえしゃくをする。

せたがやしぐさVTR

2009年7月6日月曜日


「世田谷一受けたい授業」
会場:世田谷区民会館
日時:平成21年7月18日(土)
   9時30分開場 9時50分授業開始
入場無料
昭和女子大学学長・坂東眞理子氏の講演 他
「せたがやしぐさ」への取組みの紹介もあります。
お誘い合わせの上、ご来場ください。

詳しくは、下記サイトをご参照ください。
東京青年会議所世田谷地区委員会

2009年4月1日水曜日


--- サクラ咲く・新年度始まる ---

 別れと出会いのこの季節・・・。行く(一月)、逃げる(二月)、去る(三月)の3か月が、気がつくとあっという間にすぎてしまい慌てている僕のような方もいらっしゃるのではないでしょうか?新年の誓い、New year’s resolutions も忘却の彼方かもしれません。そんな方には最近は、4月スタートの手帳があるそうですね。思いきって3か月間使用した1月スタートの手帳を投げ捨てて、すっきりさっぱり、新しい手帳を購入するのも、精神的に良いかもしれません。

 さて、写真は、なんの変哲もない桜の木のようですが、実はこのサクラ、ご存知の方もいらっしゃるでしょう。最近発見されて新聞でも大きく取り上げられた、ソメイヨシノの亜種で「リダシプノ・サクラ」(ラテン語の種名が、Leadernoshipno Japonesis) というそうです。その新種のサクラがうちの近所にあるということで、近所中で大騒ぎになりました。場所は、"掃除おやじ"(2008年10月21日の記事参照)のお住まいから南へわずか100メートルほどの世田谷区の某所です。

 写真の技術がないので、その特徴をきちんと皆様にお伝えできるか心配です。よ~くご覧ください。このサクラ、よく見るとその周りに5~6本の通常のソメイヨシノがあり、「リダシプノ・サクラ(以降、リダノシプノという)」を取り囲むように直立しているのです。そしてリダシプノは、なんとそのソメイヨシノにサクラの咲き方を指南するように、毎年最初に蕾を膨らませ、花をつけ、そして満開となります。そして、リダシプノは自分が満開になり、まわりの普通のソメイヨシノが花をつけだすと、それを見届けて、安堵したかのようにまず自分から散っていきます。まるで散り方も指南しているように・・・。周りのソメイヨシノは、先に散ったリダシプノを慈しむように、咲き誇りそしてリダシプノと同じように散っていきます。

 この不思議なサクラどうしのドラマを僕らは毎年見てきました。

 さて、このようなことが人間の世界にも当てはまるのではないでしょうか。

 最近、「世の中リーダの不在」が叫ばれています。今の日本の某最高権力者もメディアを通したイメージだけですが、さて、この身をもって後輩たちに咲き方を教えて、自分は先に散っていくリダシプノに勝るリーダといえるでしょうか。よ~く観察しなくてはなりません。

 松蔭の辞世の句、
 
 身はたとい武蔵の野辺に朽ちぬとも 留めおかまし大和魂

 この意味をぐっと考えたくなる今日この頃です。

 さて、せたがやしぐさも、今年2009年の活動が少しずつ具現化してきました。スタッフは日夜、喧々諤々議論を重ねております。今年も「せたがやしぐさ」にぜひご期待ください。これは世田谷区に限らず、皆様のそれぞれのまちで、それぞれの環境で、自分の住むまちを愛するがゆえに、克服すべき多くの課題がございます。環境や状況は違っても、よりよいまちをつくりたい!それは、どこに住んでいようと共通の課題だと思います。せたがやしぐさは、そんな地域の皆様の「声」とともに、活動してまいりたいと思っております。

 さてさて、このリダシプノ・サクラですが、黙して語らず態度で示す、こんなリーダシップを持ちたいなと願いながら・・・。ちなみに、ネットで検索されても、おそらくまだヒットしないと思います。今日は何の日かご存知ですよね?

 注記:でも、この早咲きサクラ自体は実在しています。

 今日もお付き合いいただき感謝です。
 
【せたがやしぐさ】ob

2009年3月5日木曜日


吊革もどし

 吾輩はつりかわである。名前などもちろんない。姿かたちは、ドーナツの真ん中が広い円形の固い輪とイメージしていただいて差し支えない。どこで生れたかとんと見当がつかぬ。ただ気づくと、多くの同僚とともに電車の座席から見上げたところにぶら下がっていた。はるかエゲレスのチューブと呼ばれる地下鉄には、まんまるの団子状のやからもいるとは聞く。
 
 毎日何千、何万というおびただしい数の人たちに握られている。握り方は人それぞれ、軽く握る人、痛いくらいにギュッと握る人・・・綺麗な手の人、ごつい手のひと、それぞれである。

 つかむ場所は、だいたい9割がた、そのドーナツの穴に親指以外の4本の指を前から通して、親指はドーナツの反対側から4本の指にくっつける。

 吾輩が毎朝見ていて面白いと思うのは、吾輩を握る人々の握りかたとその人間模様である。たとえば、握りながら思いっきり吾輩に体重をかけてくるひと。吾輩にぶら下がっている人。友達との会話に忙しいが、ずっと吾輩に体重をかけたままである。ちぎれそうで辛い。おそらく別のところに何か気になることがあるのだろうか。依頼心が強いのか、体のどこかに変調をきたしているのか・・・。

 はたまた本来握るべき箇所とちがう、輪の外側をつかむ人、吾輩をわしづかみにする人がいる。独占欲が強いのか、握力を鍛えているのか。あるいは、つかむ前に吾輩を数センチぐるりと回して、つかむ場所をずらす人がいる。潔癖症か・・・。アルコールティッシュで一回拭く人もいると同僚から聞いたことがある。吾輩はまだそういう人には出会っていない。

 ある時、こんなこともあった。サラリーマンらしい背広を着た男性(Sとしておこう)。人の良さそうな顔つき。彼は吾輩を握った。依頼心が強いでもなく、外側をつかむでもなく、つかむ場所を回すでもなくであった。すると彼のあとに、背の高いいかつい感じの、やはりサラリーマンらしい男性(Xとしておこう。)が乗車してきた。電車はぎゅうぎゅうでかなり混み合っている。Sは吾輩をつかんだまま一歩体を奥に進めた。すると吾輩が慣性の法則に則ってぶら下がっていた場所に吾輩のいない空間が生じた。その空間にXのいかつい顔すなわち頭がすっぽり収まってしまったのだ。XはSと斜向かい・・・。

 吾輩を手放せば、吾輩はブランコのように、Xのいかつい顔めがけて勢いよくまっしぐらに突き進み、ジャストミートである。吾輩は固い。鼻にでも当たれば、痛いぞ~。Sの頭のなかは吾輩を離さずに連れて動いたことを後悔している様がありありと見える。電車はたんたんと動いている。ときどき左右に揺られながら、はたしてSは吾輩をどうするのか?吾輩を離すに離せない、平凡な朝に起こったこの大ピンチをどう切り抜けるのか?

1)電車の次の揺れをまって、いかにも不可抗力のように吾輩を離してしらばっくれる。絶対Xの顔に当たる!!
2)ひらすら自分の降りる駅まで、吾輩を握ったまま耐える!辛いぞ~。
3)「すみません、吊革を離します、御顔に当たるかもしれません。お気を付けください」という。でも勇気がいるぞ~。

 しがない吊革の吾輩には、このくらいしか浮かばないが、読者の皆さんにもし名案があれば、ぜひ吾輩にお知らせいただきたい。

 そんな人間模様を観察しながら、吾輩は今日もぶら下がっているのである・・・。(冒頭の写真はインタネットの記事から。)

 今日もお付き合いいただき感謝でござる。
【せたがやしぐさ】事務局ob

2009年1月21日水曜日


Yes, we can

 寒中お見舞い申し上げます。

 オバマ大統領の就任式をライブ放送で見ていて今朝は寝不足という方も多いのではないでしょうか。彼の名前を初めてラジオで聞いたとき、僕には「ブラック・オバマ(Black Obama)」と聞こえて、「へぇ~、(日本語にすれば)黒人のオバマか」、そういう呼び方許されるんだぁと思っていたら、Barack Hussein Obamaの「バラク」を「ブラック(black)」と聞き間違えていた自分の早合点でした。やはりRとLの発音の違いは日本人には難しい。

 それから、彼のミドルネームのHussein、前任者のブッシュ氏が、やっつけたくてしょうがなかった今は亡きイラクのフセイン大統領(Saddam Hussein)のHusseinの名前を持っているのは、単なる偶然でしょうか。なんだか因縁めいたものを感じるのは、ぼくだけでしょうか。

 さて、「Change」、変革の年、昨年の世相を表す漢字は、「変」であったように、今年は社会情勢としては「大変」な厳しい年になりそうです。でも、(受け売りですが)大変は、「大きく変わる」、すなわちピンチをチャンスに「変」えるべく、力を蓄える年だと思います。

 今年の新年の誓い(New year’s resolutions)は、何ですか?
 もう忘れましたか?
 僕も、ほとんど忘れましたが、いちおう手帳の片隅に書き込んで毎朝見るようにはしています。見ているだけではダメなので、やっぱり何でもいいから具体的に動くことですね。一番僕の中で具体的なNew year’s resolutionはハーフマラソン大会に3回以上出場することです。まず1回目が3月に小田原であります。2回目が未定ですが新緑のころに、3回目は昨年に続き世田谷246ハーフマラソンに再挑戦です。今年は、何とか500位以内に食い込みたいと思っています。できるかどうか不安はありますが、とりあえず、Yes, I can. そう信じて・・・。(写真はインタネットから。)

 「世田谷しぐさ」も今年の活動を開始しました!
 より良い地域コミュニティのために、そして明るい未来のために、はじめのい~っぽ!


 2009年が素敵な一年になりますように。
 Wishing you all a happy 2009!

【せたがやしぐさ】事務局ob

2008年11月18日火曜日


ちょこっと勇気

 電車の座席に座る時、最近「よっこいしょ!」と言っている自分にびっくりすることはありませんか。僕はありゃ、また言ってしまったと後から認識はするのですが、時すでに遅し。よっこいしょとまた言っています。なぜか発する言葉の先頭文字は「ど」ではなく「よ」なのですが・・・。(その違いはまたの機会に・・・。)
 さて、その発声のあとに、僕がすることは、本を持っていれば読みだすのですが、本がないときはたいてい目を閉じてしまいます。特になんとなく対面の座席と近いような気がする大江戸線ではそうです。
 それは何故かというと、向かい合った席にやはり乗客がいて、視線をそらしつつ顔だけ真っすぐ見たり、目が合うと視線外しに何度も同じ吊革広告を見てしまう自分の所作のぎこちなさに、ちっちゃな自己嫌悪を覚えるからです。僕はいつも、車両の真ん中、すなわち向かい合う座席のちょうど真ん中に、雲りガラスでも置いてくれないかなと真剣に思ってしまいます。
 自意識過剰と言えばそうかもしれないですが、すいた電車の向かいあった乗客との「にらめっこ」は大の苦手なのです。そんな内気な僕の所作をさらにぎこちなくするのが、座席を譲るべきか譲らざるべきかの判断に迷う人物が僕の目の前に立ったときです。明らかに自分の祖父母、だいたい70代後半~80代、最近聞かなくなりましたが、ちょっと失礼な感じのする「後期高齢者」の方に対しては、すぐさま席を立つのに躊躇はないです。
 ただし、“前期”高齢者?の方に対する判断が難しいのです。譲るべきか、譲らざるべきか?譲ろうとして「僕は大丈夫。」「有難う。でも結構ですわ。」などと丁重にお断りをされて、上げた腰をもう一度座席にくっつけるときの、間の悪さ。そして雲りガラスの間から見え隠れする対面の人と目があったときのバツの悪さ。悪いことをしようとしたのではないのだから、堂々ともう一度座ればいいのですが、内気なひとは、その自分の判断自体におどおどしてしまう。
 しばらくして僕の目の前に立っていた乗客は下車します。するとまた雲りガラスがなくなって、対面の乗客との視線外しに、意味もなくまた同じ吊革広告を見つめてしまう・・・。
 そんな経験をしょっちゅうしている僕ですが、せたがやしぐさの5カ条にこの「ちょこっと勇気」が選ばれて、ちょこっと勇気を出してみるかな?と思っている今日この頃であります。今日もお付き合いいただき感謝です。(写真はインタネットから。あまり本文とは関係ありませんが・・・。)

【せたがやしぐさ】事務局  櫻井重之

2008年11月11日火曜日


【世田谷ハーフマラソン】

 先日、世田谷246ハーフマラソンに参加しました。約21キロを2時間10分以内に走破しなくてはなりません。今年の1月からこのために走りこみを続けてきました。走りこみも以前は三日坊主もいいところ、二日坊主くらいだったのですが、目標が設定されたこと、ひとに吹聴して逃げ場をなくしたことが功を奏し、続けること11カ月。結果は途中で足がパンパンに張れ、痙攣寸前で、ほとんど最後は歩くようなスピードでしたが何とか最後まで走りぬくことができました。

 当日は、ランナーが快適に走るために、沿道では多くのボランティアの皆さんが活躍されていました。なにごともそうですが、ひとつのイベントを行うには、その影に多くの人々の準備作業があるのです。有名歌手のコンサートも、舞台装置、大道具、小道具さんがいないと成功はあり得ないのです。

 そんな皆様のご尽力のおかげで、僕ははじめてのマラソンを思いっきり楽しむことができました。途中なんども足が動かなくなりそうになり、まぁいいかぁ~。このへんで止めちゃおうかなと何度思ったことでしょう・・・。普段は何とも思わない、数メートルの緩やかな坂道がとてもキツイのです。フラットと思っていた道が実は緩やかだが、結構長く続く傾斜道だったり、走ってみて初めて分かることもあります。

 また沿道の近隣の住人の皆様の応援は本当に有難いものでした。特に僕にとっては、多摩川の遊歩道のそばにある、老人養護施設から、車いすのお爺さん、おばあさんが一所懸命に振ってくれた手が、田舎の闘病中の祖父を思い出して、前に進む力になりました。

 会場では家族が、ゴールラインではJC世田谷地区の山﨑委員長が待っていてくれました。
 あきらめずに最後まで走って本当に良かったと思いました。
 ぜひ、来年も参加しようと思っています。みなさんも一緒に秋のまちを駆け抜けませんか。きっと自分の住むまちのなかに、あらたな発見、気づきが見つかるかも知れません。

 今日もお付き合いいただき感謝いたします。
【せたがやしぐさ】事務局  櫻井重之

2008年10月21日火曜日


のばし箒(ほうき)

 毎朝7時10分過ぎに娘を最寄りの駅まで送って行くのが平日の仕事前の日課となっている。それも、はや2年半となるが、その同じ時間帯に、いつも同じ場所で、同じシチュエーションでお会いする方々がいる。そのなかに、特に僕が勝手に名前をつけているひとがいる。それは、「掃除おやじ」である。“レレレのおじさん”よろしく、彼はほぼ毎日朝の掃除を続けているのである。こちらは車を運転しているので、「お出かけですかぁ?レレレのレー」などと頭をかきながら彼からことばをかけてくることはない。会話を交わすことはないが、毎回彼の掃除している横スレスレを、ゆっくり車ですれ違っているとなんだか知り合いのような気がしてきて不思議だ。

 彼の掃除領域は広い!自分の家の領域(何故彼の家を知っているかというと彼の家の前は僕がいつも通る道路だから。)をはるかに超えて、前後左右約50メートルは“越境”している。これぞまさに、せたがやしぐさ五箇条のひとつ、「のばし箒」をすでに実践・励行しているひとではないか!!
 のばし箒の意味するところは、「自分の家の前だけでなく、お隣やお向かいの所までお掃除の範囲を広げる様心掛ける。」である。彼は、向こう三軒両隣どころが、10軒先くらいまで、掃き掃除をしているのである。しかも勝手に掃除おやじなどと命名されて・・・。

 おそらく彼は、几帳面なひとだと思う。手を抜くことができないので、ここまでと決めて、その範囲を終了し、ふとその数十センチ先に落葉を見つけると、彼は進んでその落葉を広い、またここまでと決めて掃くのをやめようとふと顔をあげたら、またまたそのちょっと先に落ちている空き缶に気づいてしまい、そこまで掃除をする。そのようにして彼は版図を広げていった(自然と広げてしまった)に違いない!

 先日、休みの日に、ある60過ぎらしいおじさんが、小さな男の子の手を引いて、にこにこしながら小道を歩いていた。このとき僕は自転車だったので二人と移動速度が違うので、あっという間に、この二人を通り過ぎてしまった。通り過ぎた瞬間、あれどっかで見たことある顔だなぁ~としばし思案・・・。数秒後、そうだ!掃除おやじだぁ。おもわず声を出してしまうほどであった。

 子供はおそらく彼のお孫さんであろう。その孫に「君のおじいちゃんは、毎朝欠かさず近所をお掃除してくれているんだよ。お爺ちゃんにありがとね。」とそっと耳打ちしたくなるほどの微笑ましい光景であった。(写真はインタネットから。)

今日もお付き合いいただき感謝!
【せたがやしぐさ】事務局 櫻井重之

2008年10月17日金曜日


金木犀 “かおり”と“におい”

 早朝、ランニングをしていると四季折々の季節の表情を感じることができて意外と面白い。今朝は、どのからともなくあの香り。このあたりでは、みな同じブランドのトイレの芳香剤を使っているのだろうか?・・・と思ったら、金木犀である。僕はこの可憐なオレンジ色の花が大好きである。
 でもかわいそうな花である。
 甘いさわやかな香りをなんともほのかに、どこからともなくただよわせてくれるのであるが、イメージはトイレの芳香剤の臭い!芳香剤製造会社の責任は重いと思う。そのイメージとは怖いものである。ラベンダーはまだアロマでどっこい生き残っているのに、なぜ金木犀だけ?
 さて、そんな中で朝、困っているのは、”におい”のほうである。その発生源は犬のアレである。最近の社会状況もあるのでしょう。ペットを飼う人が増えているらしい。ペットを介して飼い主同士の交流が持てたりしていいことである。
 ただし今だに、犬の糞をそのままに、しかも僕のランニングコースに放置していく人がいる。夏は、日の出が早いのでいいのだが、これから冬に向かって5時ごろはまだ暗い。もう今でも。眼が悪いし、暗いのでその“おき土産”に気がつかないのである。
 踏んだ瞬間、妙なボリューム感が足裏にあり、また次の瞬間、スニーカーごと数センチ前にスライドするほどのボリュームの時もある。許しがたい!!
 でもそんなときは、“ウン”がついたと思ってラッキー、今日はいいことありそう!と勝手解釈することにしている。そうでも思わないとやっていられない。踏んだことを忘れて、その靴で車に乗ったときの社内に広がる“芳香”は、経験したものにしかわからない、ひどいものである。(きたない話で本当に申し訳ない。特に食事中の方には。)
 犬に罪はない。
 どうか全国の飼い主の皆様のうち、犬の糞はそのままに放置している飼い主の皆様!その道は、あなたのあとにも通る人がいるということを忘れないでください。コンビニ袋に数枚ティッシュを入れて、ティッシュを“おき土産”にふりかけ、コンビニ袋を手袋代りにして、お土産ごとつかむ。暖かな感触とともに、お土産の重さを感じながら、くるりと袋の内外を反転させればいいだけである。ほんの数秒の作業である。
 せたがやしぐさ五箇条の一つである、「みちにもきづかい」(意味するところは、公園や道のゴミに気づいたらさっとひろって、次に通る人が、道が気分よくすごせるように気づかい、きれいな町を守る。10月16日の記事参照。)がそれを提起してくれている。 
 今日もお付き合いいただき感謝!(写真はインタネットから。)

【せたがやしぐさ】事務局 櫻井重之

2008年10月16日木曜日

【せたがやしぐさ五箇条】

皆様からご応募いただいた382作品の中から「せたがやしぐさ」五箇条が次のとおり決定しました。

一 ゆずりあいさつ
(意味) 狭い道をすれ違うときは、お互いにゆずり合う気持ちをもつ。ゆずってもらったらお礼を一言。

一 ちょこっと勇気
(意味)まちの中で身体が不自由な方と出会っても、なかなか勇気が出なくて、ひと声がかけられません。そこで、ちょっぴり勇気を出して、「何かお手伝いできることはありませんか」と声をかける。

一 みちにもきづかい
(意味)公園や道のゴミに気づいたらさっとひろって、次に通る人が、道が気分よくすごせるように気づかい、きれいな町を守る。

一 のばし箒(ほうき)
(意味)自分の家の前だけでなく、お隣やお向かいの所までお掃除の範囲を広げる様心掛ける。

一 ペコリ運動
(意味)道をゆずってもらったり止まってもらったりしたら必ずえしゃくをする


「せたがやしぐさ」事務局

2008年10月14日火曜日


ゲーテッドコミュニティと神無月のころ

 週末の朝日新聞に、ゲーテッドコミュニティ(Gated community)という耳慣れない用語の記事が出ていた。ゲーテッドコミュニティとは、「住宅地の周囲を高い塀で囲ってしまい、ゲートを設けて出入りを制限しているのが最大の特徴である。欧米では、1980年ごろに登場した。近年、日本でもゲーテッドコミュニティの形をとる大規模マンションなどが現れている。しかしながら、地域が分断されるなどとして周辺住民が反対運動を起こすケースもみられる。」(Wikipediaより)とある。要するに、自分の住んでいるコミュニティを閉じた空間で囲ってしまおうというわけだ。もちろん、僕たちはそれぞれの家に住み、その空間は閉じられているわけではあるが、より範囲を広げてコミュニティ自体を閉じてしまい、要塞のように外部との交流を制限しようというわけである。
 たしかに昨今の社会状況を鑑みると「安全、安心なまち」からほど遠い事件が多発しており、治安の悪化は子供をもつ親としては非常に重要な問題である。
 昔、兼好法師が「徒然草」の「神無月の頃」で書いているように、

 『神無月の頃、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里に尋ね入る事侍りしに、遥かなる苔の細道を踏み分けて、心細く住みなしたる庵あり。木の葉に埋もるゝかけ樋の雫ならでは、つゆおとなふものなし。閼伽棚に、菊紅葉など折り散らしたる、さすがに、住む人のあればなるべし。

 かくてもあられけるよと、あはれに見るほどに、かなたの庭に、大きなる柑子の木の、枝もたわゝになりたるがまはりを、厳しく囲ひたりしこそ、少しことさめて、此の木なからましかばと覚えしか。』
とある。

 後段だが、枝にみかんがたくさんなっている木の周りを、みかんが盗まれないように囲ってあったのには少々興ざめがして、いっそこのみかんの木が無かったらいいのにと感じたという。しょせん鎌倉の時代から、人間の本性は変わらないのだろうか。
 ひととひととの交流を前提にしてコミュニティは成り立っているのである。そのコミュニティが交流を制限しようとし始めたとき、今後僕らの社会はどのように変わっていくのだろうか。
 そんな将来には、もうせたがやしぐさも必要なくなってしまうのではと危惧する今日この頃である。
(写真はインタネットから。)

【せたがやしぐさ】事務局 櫻井重之

2008年10月10日金曜日


最近の世相から・・・
振り込め詐欺 Big Brother Is Watching You!
 駅前のATMに並んでいたら、僕の目の前を携帯で話しをしながら順番待ちの中年の女性が通り過ぎました。前の人が終わって彼女の番です。彼女はまだ携帯を耳から離そうとしません。ATMのマシンの前に立ちました。それでも彼女は通話中です。
 次の瞬間、僕の横をすーっと黒い影が通り過ぎました。その影は、ATMの前に立った電話中おばちゃんの後ろに立ちました。
 「なんやこの人・・・。」と思って見ていたら、
 「失礼します!こういうものです。」と腕章をおばちゃんに見せました。腕章には“警視庁”の文字。
「振り込め詐欺警戒中です。失礼ですが、そのお振込み、大丈夫ですか?」とおばちゃんに呼びかけました。おばちゃん、きょとんとして、「はぁ?」

黒い影の人、「振り込め詐欺の警戒中です。」
おばちゃん、やっと状況を理解したのか「大丈夫、大丈夫。」
黒い影の人、「電話の方は振込先の方?」
おばちゃん、「会社の振込みだから、私んじゃないから。」
黒い影の人、「大丈夫ですね。失礼しました。」

 別のATMが空いて、僕の順番が来たので、その後のやりとりは残念ながら聞こえなかったが、TVのニュースで聞いていた「振り込め詐欺」への警戒強化態勢を身近なところで目撃して、ことの重大さに怖くなった。世田谷区内だけでも、平成19年度で約300件、五億円の損害だそうである。一日どこかで区内のひとが被害になっている計算である。なんと1日当たり160万円!!の損失。驚くべきことである。

 人情につけこんだ許しがたい犯罪であると思う。でも黒い影に見つめられながら、ATMのボタンキーを操作するのは、日本もここまで来たか!と思いとても悲しい。なんだか警察国家になって、”Big Brother is watching you!”という感じがしていやだが、これ以上被害を拡大させないためには、止むを得ないだろう。「私は大丈夫。」と思わずに、意識して自己防衛をしなくては・・・・。冷静に電話の内容を確認すること!心がけましょう!!(写真はインタネットから。)

 今日もお付き合いいただき感謝申し上げます。

「せたがやしぐさ」事務局 櫻井重之

2008年10月6日月曜日

【「せたがやしぐさ」五箇条が決定しました(速報)】

10月5日せたがやしぐさ五箇条決定イベントがおこなわれました。
そこで、せたがやしぐさ五箇条、特別賞ならびに優秀作品賞を発表しました。
五箇条、特別賞の名称は以下のとおりです。

「せたがやしぐさ」五箇条
 ・みちにもきづかい
 ・ゆずりあいさつ
 ・ちょこっと勇気
 ・のばし箒 
 ・ペコリ運動

特別賞
 ・携帯しつけ
 ・心を開く(かいほう)
 ・どうぞ
 ・ココロチップ(せたがやチップ)

「せたがやしぐさ」事務局 大古田定巳

2008年10月5日日曜日

【北沢タウンホールへGo!】

 まもなく開演です。一年以上にわたって企画・立案してきました東京青年会議所・世田谷地区の本年度のメイン事業、「せたがやしぐさ・五箇条」の発表会がはじまります。
 会場となりますのは、小田急線・京王井の頭の下北沢駅徒歩4分にあります「北沢タウンホール」(http://kitazawatownhall.jp/)です。近年の小田急線の複々線化に伴って、下北沢も大きく変わろうとしております。駅周辺はもちろん、近隣の地域も再開発でその姿が変わりつつあります。高校が井の頭線の駒場東大前にあったので、下北沢は通り道でした。安くて美味しい食事をたらふく食べられて、よく寄り道したものでした。最近は若者の文化発信地のような役割も備わり、土日の駅前は、渋谷?とおもうようなところがあります。その中心に位置するのが会場の「北沢タウンホール」です。
 そんな進化を遂げつつある「しもきた」で「せたがやしぐさ」の事業を発表できることを「せたがやしぐさ」スタッフ一同、大変喜びに感じております。
 「ひとは世につれ、世はひとにつれ」、けれども昔からかわらない価値があります。「思いやり」です。相手を思いやる心が、みなもの波紋のように広がって、”Better than before.”より良い地域コミュニティの形成につながっていけばこれ以上の喜びはございません。
 今回もこの数カ月に多くの、地域の皆様とせたがやしぐさを通して交流を持たせていただきました。皆様それぞれの環境の中で、それぞれに生活をし、がんばっていらっしゃる、立場は違っても、皆自分のコミュニティの中でよりよく生きたい、よりよくしたいという思いを感じることができました。小学校の授業にもお邪魔しました。高齢者施設の方々ともお話しました。
 そうした皆様の思いを本日、「北沢タウンホール」でお伝えします。日々変化を遂げる下北沢の地から、我々も、今年の事業としては終わりますが、「終わりの始まり。」これからも地域コミュニティの発展のために、微力ながら情報の発信をしていきたいと改めて決意を新たに致しました。
 世田谷は今日秋晴れの気持ちの良い朝を迎えています。
 ぜひ下北沢の地に足をお運びください。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

2008年10月5日      
[せたがやしぐさ]スタッフ一同

2008年9月30日火曜日


「せたがやしぐさ」から「せかいしぐさ?」へ

 あと5日です!10月5日日曜日「せたがやしぐさ5カ条」の発表会が東京・世田谷区の下北沢駅(徒歩4分)にある「北沢タウンホール」で開催されます。これまでわれわれ東京青年会議所・世田谷地区のメンバーが地域の皆様の温かいご協力のもと、準備をすすめてまいりました。
 「あと5日しかない!」というあせり、はたまた、「まだ5日ある。やれることをやろう!」という最後のひと頑張り、いろいろな感情が入り混じり、当日を迎えることになります。
 特にここ数日のコアメンバーの頑張りは、大きなものがあります。
 この3か月を振り返って、この事業、「せたがやしぐさ」だけで終わっていいのだろうかという気持ちがふつふつと沸いてきています。このわれわれが企図したおもいやりのあるまちづくり「せたがやしぐさ」は、地域コミュニティが存在する限り続いていきます。
 ご存じのように、近年は外国から日本へ、勉強、仕事など、観光以外にもいろいろな目的で訪れる外国人の方が増えてきています。今朝の朝日新聞にも出ていました。明日10月1日に国土交通省の外局として発足する「観光庁」が2020年までに、外国人観光客2000万人という目標を掲げました。2016年には、東京オリンピックという可能性も大いにあり、夢の数字ではないような気が致します。
 外国人の方もいろいろな場所で、地域コミュニティのいち担い手として活躍される姿も当たり前になってきました。わたくしの息子の通う小学校も、両親ともに外国人(もちろんその息子の同級生も)というケースが見受けられます。
 そうするとやはり、文化の相違、習慣のちがいがおのずと問題になるわけです。地域コミュニティもつねにその時代によって変化しているのです。
 例えば20年来の友人のイラン人に、はやりのぐ~っとやったら、「それは、イランでは、アメリカのFxxx you!」と教わりました。知らずにいたら、大変なことになっていたかも知れません。
 この世田谷にとどまらず、この「せたがやしぐさ」を東京、日本、そして世界へとつながる「おもいやりある世の中」の構築へのひとつのきっかけになればいいなぁと切に願っています。写真はインタネットから。あまり本文とは関係ありませんが・・・。
 さて、10月5日の本番まで、あと5日!!会場で皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

【せたがやしぐさ】事務局  櫻井重之

2008年9月27日土曜日

【「せたがやしぐさ」五箇条決定イベント】

皆様からいただいた、たくさんの「せたがやしぐさ」から、現在、五箇条を選考しています。そして、いよいよ10月5日に「せたがやしぐさ」五箇条を発表いたします。
今回は、インプロ(即興劇)を使って「せたがやしぐさ」を表現するという思い切った企画もご用意しています。
ぜひとも、見に来てください!!

「せたがやしぐさ」五箇条決定イベント
日時:平成20年10月5日(日)13時30分~15時45分(開場13時)
会場:北沢タウンホール(下北沢駅南口徒歩4分)
http://kitazawatownhall.jp/map.html
参加費無料 申込み不要
プログラム
1.講演 「ユニバーサルサービスと江戸時代」 by 井德正吾氏
2.「せたがやしぐさ」五箇条の発表
  ~五箇条のうちの一つは当日来場者の投票により決定!~
3.インプロ(即興劇)で見る「せたがやしぐさ」
4.受賞作品の表彰

【お問い合わせ】 E-mail:idea@setagayashigusa.com

せたがやしぐさ事務局 大古田定巳

2008年9月26日金曜日

【たくさんのご応募ありがとうございました】

「せたがやしぐさ」五箇条の募集は、ひとまず締め切らせていただきました。
皆様から382件ものご応募をいただきました。
言うまでもありませんが、「せたがやしぐさ」プロジェクトの目的は五箇条を選ぶことではありません。
自分たちの街を思いやりのある街にするために、まずは考えてみることが目的です。
今回は、応募していただいた何倍もの方が、自分たちの身の回りのことを中心に、どうしたら世田谷が暮らしやすい街になるのかを一所懸命に考えていただいたことと思います。
これだけでも、このプロジェクトは大成功であり、やってよかったと感じています。
本当にありがとうごさいました。

「せたがやしぐさ」事務局 大古田

2008年9月23日火曜日

【桂 才賀 師匠】

 お陰様で9月16日に締め切らせていただきました「せたがやしぐさ」五箇条に多くの作品が寄せられました。皆様のご応募に対してスタッフ一同心より感謝申しあげます。10月5日の発表会では、NHKなどのメディアの取材も予定されています。あと約2週間、準備に東奔西走です。
 さて、9月21日付け「朝日新聞」朝刊の記事、「ひと」欄にわたくしたちの「せたがやしぐさ」プロジェクト開始イベント(本年7月26日開催)で軽快な落語をご披露してくださった桂才賀師匠のことが掲載されていました。師匠は海上自衛隊に在籍経験もおありということです。その後落語の世界に入られて奥様の郷里の沖縄を皮きりに全国の刑務所や少年院を訪れること、のべ1,017回に及ぶそうです。現在は師匠のような活動をする、すなわち志を同じくする仲間たちも80人近くに増えて、活動開始から今年で25年目になるそうです。
 「笑って泣いて、心の余裕を取り戻してこそ、犯した罪と向き合えると思うんです。」という言葉に深い、この25年の思いがあるのではないかと感じました。最後に「2度目、3度目は、どうかシャバの寄席で、今度は有料で、お願いします。」と結んでいます。
 わたくしたちの「せたがやしぐさ」もそのときそのときは、例えば、道ですれ違うひととは、その後また同じように再会する可能性は限りなくゼロにちかい(でしょう)。(毎朝同じ時間にすれ違う人は除いて、)一期一会の精神なのです。その一期一会の場面、場面で「肩引き」、「傘かしげ」など相手を思いやるさりげないしぐさができると嬉しいですよね。自分がしなくても、相手がそういう対応をしてくれたらなお嬉しいです。こうしたしぐさに思いを込めて、相手を思いやるという精神が積み重なって5年、10年とたてば、小さな一歩の思いやりが少しずつでも人々の心の中で息づいて、そして継続されていき、地域社会も自然とおのずからより良い方向に進んでいくのではないかと思います。志を同じくする仲間も増えて、地域のひとびとを思いやる心がなんらかの形になるのではないかと思うのです。
 一朝一夕には参りませんが、「継続は力なり」です。

「せたがやしぐさ」事務局 櫻井重之

2008年9月21日日曜日

【「せたがやしぐさ」の授業がニュースになりました!!】

9月18日に用賀小学校の5年生4クラスで江戸しぐさ~せたがやしぐさを題材にした道徳の授業が行われました。そしてこの授業が同日の3時10分からのニュースで放送されました。
10月5日のイベントも取材される予定になっています。
「せたがやしぐさ」の今後の展開にご注目下さい。

「せたがやしぐさ」事務局 大古田定巳

2008年9月12日金曜日

 【タクシーに乗ってバイオリズムのチェック】
 
 タクシーの運転手さんにもいろいろな方がいる。話好きで乗ってから降りるまでひたすら話をしている人。だまって余計なことは一切しゃべらないひと。いろいろである。話好きの運転手は、ひとにもよるが、有用な情報を教えてくれたりして楽しい。でもたまに、自分の家族構成から出生まで、とことん話してくれる人もいて、気を休めるためにタクシーに乗車したのに逆に疲れることもある。
 小心者の僕はタクシーに乗ると緊張するときもある。だま~っている運転手だ。行先を言ってもうんともすんとも言わない人はなおさらだ。
 「さて、どうしたものか。」こう思ったときは、僕自身は、元気な時である。
 「今日は暑いですね~。」から始まって「冷房ずっとつけてると体調管理大変ですよね?」など、ありふれた会話から始まる。これで乗ってくる運転手もいらっしゃるが、「そうですね。」それで終わってしまい、また妙な沈黙が続く。仕方がないので、ボーっと車窓から外を眺める。でもこれでめげないときは、僕がさらに元気なとき。その後のお客様との打ち合わせトークも上手くいきそう。
 「今日は何時上がりですか?」「この辺が運転手さんのエリアですか?」「近道ご存知ですか?」僕の攻撃的な質問が続く。でも元気な時には僕はめげない。
 もちろん、こちらが疲れているときや、午前様で千鳥足のときは、だま~っている運転手の方がこちらも助かる。バイオリズムが下降傾向にあるからだ。
 運転手さんが「お仕事ですか?」
 僕、「ええ。」(心の中では、“そう、見ての通りよ。”)
 運転手、「今日はどちらで飲んでたんですか?」
 僕、「三軒茶屋です。」(心の中では、“お願いもう質問はしないで。”)
 運転手、「何かの集まりですか?」
 僕、「会議です。」(心の中では、“JCの地区会議とかいうと説明が長くなりそうだ・・・。お願い勘弁して。”)
 逆の立場なら、僕から質問攻めにあうだんまりの運転手さんもこんな心境か。
 まだまだ人間の出来ていない僕です。
 今日もお付き合いいただき感謝!

【せたがやしぐさ】事務局 櫻井重之

2008年9月11日木曜日

【なんくるないさー】

今年の夏休みに沖縄に行きました。
様々な色の海、白い砂浜、強い日差し、美ら海水族館、ゆっくり流れる時間、そして、空気。私は沖縄が大好きです。
沖縄の言葉に「なんくるないさー」というものがあります。
「なんとかなるさ」、あまり深刻に考えずに、肩の力を抜いて自然にまかせようという意味だと思います。英語だと”Let it be"でしょうか。
これは、ひとつの方言ではありますが、沖縄に住む人たちの感性、つまり「思草」なのだと思います。
この感性は、沖縄の長い歴史から生まれたものでもあると思いますが、沖縄の風土、空気からくるものが大きいのだと思います。

さて、世田谷にはどんな空気が流れているでしょうか?
世田谷の空気にふさわしい「しぐさ」はどんなものでしょうか?

「せたがやしぐさ」事務局 大古田定巳

2008年9月9日火曜日

【欧米化?!日本語には日本語で】

 最近、聞かなくなりましたが、「欧米化!?」というコントありましたよね。
若手漫才コンビ・タカアンドトシのもちネタ。タカが欧米人のようなジェスチャーをしたり、カタカナ語を多用したりすると、トシが「欧米か!」と頭を叩きながらツッコミを入れる。現在の日本語でカタカナ語を排除して会話をするのはほとんど不可能に近いが、このコンビはそれを逆手にとってネタにしているのである。2006年半ばごろに定着した人気ギャグだが、最近では「南米か!」、「ラテンか!」、「ロシアか!」といったバリエーションも登場している。”(出所:Yahoo!辞書より)
 仕事柄、外国人と方と接することが多いのですが、打ち合わせなどで相手の外国人が流暢な日本語でスマートな説明をしてくれているのに、僕はその意見を求められると、日本語英語まじりの変な受け答えをしてしまう。
 先日も駅前の駐輪場で支払手続き中に、横に立てておいた僕の自転車が横転してしまった。すぐさま近くにいた黒人の男性が「大丈夫?」と気さくに日本語で駆け寄ってきた。僕はとっさに「大丈夫。どうも有難う。」と答えたが、次の瞬間相手が外国人と見るや、続けて「I’m OK. Thanks.」と答えていた。
 北京五輪を見ても思ったが、はたしてその黒人の男性が英語圏の人間とは限らない。フランス語圏かもしれないし、ラテンアメリカ系かもしれない。相手が外国人と見るや「とにかく英語」という自分の変な対応の仕方をひどく反省して、日本語で話しかけてきたら日本語で。そしてお互いのバックグラウンドがわかってから、自分の使える言語であれば、その言語でコミュニケーションをはかるべしと、肝に銘じた次第である。
 いづれにしても、僕の周りの外国人の友人、知人は日本語を大変上手に使っている。”Back to the basics.” コミュニケーションの基本に返って、ことばのキャッチボールは相手があってこそ成り立つ。相手の投げた球に適切に対応しなくてはならないと思う。何事もそうですけれど・・・。反省しきり。今日もお付き合いいただき感謝!

【せたがやしぐさ】事務局  櫻井重之

2008年9月8日月曜日

【お客としての品性】

 「スマイル ¥0」をどこかで見たことはありますでしょうか。
 そう、某ファーストフード店のメニューに載っているものです。
 これを初めて見たのは、たぶん20年以上前のことになると思いますが、「なるほど、しゃれてる!」と感心した覚えがあります。

 レストランでもその他のご商売でも、お店に入って、お店の方から大切に扱ってもらえることはある意味当然のことです。ご商売をされている方であれば、「お客様は神様です」という言葉は、言わずもがな、体に染みているといったところでしょう。

 そんな前提はありますが、最近、「どうかな」と思うことがあります。それは、お客の方の接し方です。
 先に書いたとおり、お店のお客への接遇は当然よくなくてはなりませんが、お客がお店に対し、「乱暴な言葉遣い」「横柄な態度」を見かけることが多々あります。「お客だから」「お金を払ってるんだから」という考えからそうなってしまうのでしょうか、それが度を超しているときなど見ていて気分が悪くなります。

 丁寧な接客は、もちろん、仕事の一部であり、そのままマニュアル通りであることも少ないくないと思います。しかし、あくまで、その人が直接生身で行っているサービスであり、機械やシステムではありません。
 よいサービスには、「ありがとう」「おいしかった」といった言葉一つで、お互いが、また空間が、気持ちよいものとなります。
 仮に悪い接遇や失礼失敗があったとしても、それなりの注意叱咤は必要ですが、その中にもなんらかの(人としての)配慮が必要ではないかと思います。

 これは、接客業に限らず、色々な事柄に当てはまることかもしれません。

 ある意味では「思いやり」、ある意味では「品性」ともいえることなのでしょう。
 そして、こういった場面のしぐさというものは伝染していくようなものではないかと思います。できるだけ、気をつけて行きたいものです。


 「せたがやしぐさ どっと こむ」スタッフ 上島

2008年9月5日金曜日

 【締切りまであと10日です!】

 いよいよです!「せたがやしぐさ5カ条」の募集締切日の9月16日まで、あと10日とせまってまいりました。その後、ご応募いただいた作品は、2008年10月5日(日)13:30より北沢タウンホール(下北沢駅南口徒歩4分)で行われる講演 「ユニバーサルサービスと江戸時代」のあと、「世田谷しぐさ五箇条」として発表、表彰されます。
 お陰様で現時点でもすでにかなりの件数が集まっているそうです。お応募ありがとうございます。高い倍率をくぐりぬけ見事、五カ条に選ばれるのはどなたの作品でしょうか。われわれ事務局スタッフとしてもワクワクしてきます。
 でも私たちは、この結果だけを見ているのではありません。この結果に至るまでのプロセス、そうです。皆さんがわがまち世田谷、地域社会をより良いものにしていきたいというその思い、こころの変化、そしてそれらを具現化する経過が大切なのです。
 ただし、たとえどんなに強い思いがあっても、現実問題としてより良いまちにするためのアイディアを具現化して実際に運用していくにはある程度の時間がかかります。一朝一夕にはできません。”Setagaya was not built in a day.” 世田谷は一日にして成らずなのです。すなわち、これまであしかけ5年にわたり行ってきた運動・活動の積み重ねが今回の「せたがやしぐさ」[第4回Think Setagaya(シンク・せたがや)]であり、それらの運動を通して、皆さんが実際にかかわってくださった運動・活動の過程、思考形態の変化のプロセスがまちづくりには大変重要なのです。
 受け売りで恐縮ですが、「世田谷が変われば、・・・・。」なのです。そしてそれは、水面に広がる波紋のように、東京、日本、そして世界へと伝播して行くかもしれません。「点滴、岩をも穿つ。」というように草の根の活動からひろまった運動は根がはっている分、広がればとても力づよくなるといいます。
 締切りはあと10日ですが、より良い地域社会の構築には締切りはないのです。つねに継続して受け継がれていくべきものなのです。どうかより多くの皆さんとともに、これからの世田谷、地域社会の将来を考えていけたら幸いです。
 でも今回の「五カ条」は締切りがあるので、16日には間に合うように奮ってご応募くださいね。

 今日もお付き合いいただき感謝申し上げます。

 【せたがやしぐさ】事務局  櫻井重之

2008年9月4日木曜日

【用賀小学校にて】

世田谷区立用賀小学校で、「江戸しぐさ」、「せたがやしぐさ」を題材とした道徳の授業に取り組んでいただきました。本日は、4年生の4クラスでこの授業が行われました。
校長先生の計らいで、せたがやしぐさのスタッフである東京青年会議所世田谷地区のメンバーも授業を参観、勉強をさせていただきました。授業の様子については、10月5日の発表会などでもご紹介させたいただきたいと思っています。
先生方が一生懸命考えた授業をされる姿、そして、児童が一生懸命にそして楽しく、江戸しぐさのことを学び、世田谷の街、用賀小学校をよくするしぐさを考える様子を見てとても感動しました。
授業の後、校長先生に「『せたがやしぐさ』をつくることよりも、考える過程が重要だと思う」とおっしゃていただきました。これがまさに「せたがやしぐさ」の目的(THINK SETAGAYA)だと私は考えています。
用賀小学校のみなさん、本当にありがとうございました。

「せたがやしぐさ」事務局 大古田

2008年8月30日土曜日

【せたがやしぐさ】立場と立ち位置
――― Putting Yourself In Someone Else’s Shoes ―――

 人類の継続性のなかでその先端にいる現代のわたしたちは、人生のあらゆる場面において、いろいろな立場に自分の身を置いています。学生として、会社の社員として、経営者として、父として、母として、子供として・・・。
 かく言うわたくしも、あるときは経営者として、ある時は父として、あるときは地域の一構成員として、多種多様な活動をしております。活動のその時その時に(人生の局面において)、その立場上からの判断をしなければなりません。
 昨日も、その立場上、日本を(あるいは世界も?)揺るがす判断をされた方がいました。老若男女、日々わたしたちはその置かれた立場において判断をくださなければならないのです。
 ただし、その判断にはかならず大なり小なり他者に影響を与えます。たとえば、夏休みも終わりに近づき、我が家もご多分にもれず2人の小学生は、宿題にとりかかる気配を見せませんでした。良し悪しは別として、親という立場から「宿題は大丈夫なのか?」と注意するわけです。それですぐにとりかかれば良いのですが、まったくそれでも改善されない場合に“やさしいことばでは埒が明かない。” 仕方がないので“雷を落とそう!”という判断を下します。
 それを受けて小学生たちは、反抗心いっぱいでも、やはり父親の雷は怖いらしく渋々宿題にとりかかります。子供たちにしてみれば、小学生という立場上、宿題はやらなくてはならないとは認識していますが、いま叱られてからやるのは面白くないわけです。モチベーションも減退します。
 そして僕はもっといい宿題のやらせ方があったかも?と反省するわけです。相手側の立場を理解したうえで、どうせどなってもお互い気分が悪くなるだけだから、他の方法を考えようという精神的なゆとりがあれば良かったわけです。
 宿題を大好きという小学生はそういないわけで、相手の状態を考慮した、すなわち相手の“立場”を理解しようとする“立ち位置”を決めてからことに当たれば雷は落とさずにすむのです。
 なかなか難しいとは思いますが、立場と立ち位置、よく考えて行動したいものです。
 今日もお付き合いいただき有難うございます。

【せたがやしぐさ】事務局 櫻井重之

2008年8月27日水曜日

【スタッフが考えた「せたがやしぐさ」①】

「せたがやしぐさ」プロジェクトスタッフの間でも、「せたがやしぐさ」を考えました。
これから、少しずつ紹介していきたいと思います。

これらは五箇条の対象外、あくまでも例です。あまり役にたたないかもしれませんが、参考にしてみてください。

[しぐさの名称] 子ども目線
[しぐさの内容]
物理的にも精神的にも、目線を子どもの目の高さに下げてみるという大人のしぐさ。
1.大人にとってはなんでもないことでも、子どもにとっては危険なことが街の中にはたくさんある。子どの目線に立って、危ないところはないか、危険な行動をしていないかを考えてみる。
2.子どもから見て恥ずかしい行動をしていないか、自分の行動が子どもの目にどう映っているかを考えながら行動する。

「せたがやしぐさ」事務局 大古田

2008年8月25日月曜日

【感謝の心】

 オリンピックが終わり、そしてここ数日涼しい日が続いていることもあって落ち着いた感じがします。
 そんな中、日本選手を讃える報道から、主催国のチャイナに関する評価、また他国の選手の感動話から、開催中に起きた問題まで、実に様々です。

 近年のテレビ報道の演出、大げさぶりには閉口してしまいますが、やはり、オリンピックのストレートな情報は、どんなに天才なプロデューサーの演出でも敵わない感動があります。

 私は中でも、男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した末続選手のインタビューに最も感動しました。

「ぼくらが史上初という場に立たせてもらいましたが、日本短距離のぼくらの先輩が培ってきた、その結果です。日本短距離の歴史の勝利です。ぼくらは作ってもらったものの上に立って勝負した。」

 「楽しく」「自分らしく」なんていうことがもてはやされている近年、多くの人の苦節の結晶を背負い、まさに人生を賭して戦った姿ほど、胸を打つものはありません。一つのことだけに懸命に取り組んでいる人にとって、救われる言葉ではなかったのではないでしょうか。
 一人の力だけで偉業を成し遂げる天才もすばらしいですが、先達への感謝の心を忘れることのなかった末続選手に拍手喝采をしたい。

 思いやりとは目の前の人にためにあるものではなく、きっと、感謝とか、畏敬とか、時には哀悼といった思いをあらゆるものに対して感じることではないかと思います。とても日本的な感じ方なのでしょう。

 「せたがやしぐさ」も「江戸時代」という先達の文化を今一度見直すところから始まりました。いい意味で日本文化の再興が「せたがやしぐさ」を通じて行われたら、感動です。


 「せたがやしぐさ どっと こむ」スタッフ 上島

 
【ユニバーサルデザイン・ユニバーサルサービス】

ユニバーサルデザイン(UD)やユニバーサルサービス(US)という言葉をお聞きになったことがあると思います。簡単にいうと「どこでも、だれにでも、やさしく、使いやすい」デザインやサービスです。最近では、UD・USに配慮した商品も多く、また、街の案内看板なども、「だれにでもわかりやすい」という配慮がされたものが増えています。

さて、それに対して、街の中の放置自転車はどうでしょう? 車椅子の方には大きな障害になります。点字ブロックの上に自転車が置いてあっては、視覚に障害を持ってる方にはとても危険です。せっかく出入口がバリアフリーであっても、自転車が置いてあっては台無しです。

「どこでも、だれにでも、やさしく、使いやすい」という観点は、「せたがやしぐさ」を考える一つのヒントになるのではないでしょうか?

「せたがやしぐさ」事務局 大古田定巳

2008年8月22日金曜日

せたがやしぐさ 【追突される!!】

 先日、娘を習いごとに送り届けた帰り道、世田谷通りを鼻歌まじりで運転していたら、突然ドカンという鈍い音とともに、衝撃が走った。2~3秒は何が起こったか認識できず、まず思ったことは、自分が前の車にぶつけたのかと思った。

 果たして、追突されたのだった。

 とりあえず車を道路脇に寄せて、車から降りた。

 「申し訳ございません。大丈夫ですか?」 相手のその一言で僕はまず安心した。

 どんな状況であれ、まず自分がひとにしてしまった行為の結果、その行為に対して彼はすぐに謝罪した。衝撃音は結構大きかったように感じたが、車の傷はさしたるものでもなかったし、首など体に痛いところもない。

 僕は、「大丈夫です。今後気をつけてください。」と立ち去ろうとすると、彼は「それはいけません。」と警察を呼び、調書をとり連絡先を渡してくれた。家に戻るとすぐさま、彼の言っていた保険会社からすぐ連絡があった。

 当然の行為かもしれないが、自分がもし逆の立場であれば、どのように対処できるだろうか。この一件の前に、うちの近くで同じようなケースで罵り合っている人を見かけたので、なおさらである。

 「人間万事塞翁が馬」とても勉強になった追突事故であった。

 先に謝ったら負けというようなどこかの超大国のような風潮の社会にならないよう、このような「うかつ謝り」(7月15日の記事参照。)、大事ですな。

 今日もお付き合いいただき感謝。
 【せたがやしぐさ】事務局  櫻井重之

2008年8月18日月曜日


 【本の紹介】

 「なつかぜ」。ひらがなで書くと、風流な感じに見えなくもないですが、つまり「夏風邪」にかかってしまいました。
 昨日、今日とようやく涼しくなっていますが、異常な暑さが続く今夏、長時間のクーラーが苦手な私は、窓を全開にし、布団も掛けず、裸に近い状態で寝るようになりました。
 確かにこれまでの暑さの中では、問題なかったのですが、少しだけ涼しくなった朝があり(5日前ほどでしょうか)、夏風邪にかかってしまいました。
 なかなか完治できなかったため、お盆にやろうとためていたことがすべてパー。情けないです。

 さて、そんな中、「こども論語塾」という本を紹介され、床につきながら読みました。内容は本の題名の通り、論語を親子で気軽に学ぶというものです。
 日本の歴史をひもとけば、チャイナから伝わった論語などの漢詩が日本人の道徳感に影響しているようなので、なかなか、「せたがやしぐさ」を考えるヒントがありました。
 この本の筆者も「 孔子先生が最も重んじたのは『仁』つまり『思いやりの心』です。『思いやりの心』とは、自分自身を大切に思い、それと同じくらい、他人のことを大切に思えるということです。2500年の時を経ても、人間にとって大事なことは変わりません。『論語』の言葉は、私たちが今まで忘れていたものを、思い出させてくれます。」と言葉を添えています。
 
 そういえば、世田谷区では「教科 日本語」を文科省のカリキュラムとは別に作成し、子供たちに小学校一年生から論語といった漢詩を教えています。
 今回、小学生からのエントリーも増えていると聞いていますが、すばらしい応募が出てくるのではないかと期待しています。

 「せたがやしぐさ どっと こむ」上島
 

2008年8月17日日曜日


 【せたがやしぐさ】お盆雑感

 暦の上ではもう秋、残暑お見舞いですが、本当に残暑でいいの?というような今日この頃ですが、皆様お元気でお過ごしですか?さて、我が家は新盆で生まれ故郷に帰省しております。この4日間、大勢の親戚、ご近所の皆様、県外の縁戚の皆さんが祖母のためにご焼香にお越しくださっております。子供のころ数回会った程度の親戚のおばさん、こちらはすでに忘却の彼方なのですが、昔話を熱心に聴かせてくださいます。

 多くの来客のすべての方々を笑顔でもてなすにはなかなか気力がいります。うちのあたりも向こう三軒両隣のつながり、特に冠婚葬祭の習わしは、地区の長老にしっかり聞かないと段取りから何から大変です。なにしろ30年ぶりのお葬式でしたから。「東京もんには、わかんねーべ?」と笑顔で言われて、生まれは茨城ですが東京暮らしの長い僕はこれがプラスの意味ばかりでないことを肌で知りました。とくかく人間関係が濃いのです。

 さて、わがまち世田谷は約80万人という人口を抱えておりますが、単身世帯数は都市部のその傾向に合わせて増加傾向にあります。昔、集合住宅に住んでいたころは、上下左右の部屋にすむ隣人がどんな人であるのか、回覧板もないし交流は皆無でした。でも引っ越しのトラックには気づくもので、あらたに引っ越しトラックがやって来るたびに隣人の職業当てクイズを妻としたものです。

 朝日新聞の記事に出ていましたが、地域コミュニティの人間関係の希薄さを見直そうと、「隣人祭り」という試みがあるそうです。9年ほど前にフランスで孤独死の発見を機会にはじまった活動です。年に一度地域の隣人が集まってコミュニケーションを深めるのです。個人主義が徹底しているフランスで始まった活動というところに人間社会の課題の根深さを感じました。

 いま、北京五輪で連日熱気のある放送が続いており、ついついテレビの前で自国の代表を応援してしまいます。それはとても素晴らしいことです。でも、地域のコミュニケーションの欠如が危惧される中、それらに目をつぶって「お祭り」騒ぎばかりもしていられません。オリンピックは4年に一度、主役は参加選手ですが、地域コミュニティの主役は、その構成員であるひとりひとりの市民、すなわち、「あなたが主役なのです。」そう思っても実際に何か行動を起こすのはなかなか難しい。そういう思いを感じながら過ごしたお盆休みでした。

 稲はすでに収穫の秋に向けて、確実に営みを続けています。写真は、5月3日の「親と子のつどい」というイベントでいただいた稲です。花が咲いて実がついてきました。われわれ「せたがやしぐさ」の活動も秋に向け本格的に始動です!あきらめずに一歩一歩。

 今日もお付き合いいただき感謝です。

 【せたがやしぐさ】事務局 櫻井重之

2008年8月14日木曜日

【えっ?・・・みんなのしぐさです】

先日ある会合で親しくなった方に「せたがやしぐさ」という表現がまるで“世田谷だけ良くなるしぐさ”に感じるよ、と言われてしまいました。(泣)

昨年来「江戸しぐさ」がブームになっています。でもまだまだ広げていかなければならないと思います。

お互いを思いやって住みやすい街にしましょう。その考え方と行動が先ずは我々自身が住んでいる世田谷から始めてどんどん広がっていけば良いなぁ、という考えです。

決して自分たちだけが良くなれば良いという自分勝手な考えではないですからね。

念のため。

<と>

2008年8月13日水曜日


【せたがやしぐさポスター】

あらためて、せたがやしぐさのポスターです。とても味のある、かっこいいポスターです。
このポスターは、IID世田谷ものづくり学校さんのご協力で作成していただきました。さて、ポスター右上の葉っぱのついたロゴマーク(このブログのヘッダーの左端にもあります。)は何を表していると思いますか?今後も区の掲示板や世田谷の街の中に貼っていただきますので、注意をして見てみてください。

その、IID世田谷ものづくり学校で、8月23日(土)、24日(日)、30日(土)に「KIDS WORKSHOP IN SUMMER 2008-子どもの体験教室-」が開催されます。夏休みに「ものづくり」や「デザイン」を体験するのもいいですね。

「せたがやしぐさ」事務局 大古田

2008年8月11日月曜日


【京都レポート】
 
 先日、京都に行ってきました。
 
 観光地といわれるところが正直苦手な私でも、京都の史跡周りや甘味屋巡りは、何度行っても楽しい。

 今回は、あまり時間がなかったため、半日強散歩をした程度。

 暑いのも歩くことも大好きなので、京都の夏といえども大丈夫だろうと思いきや、結構、へとへとになりました。

 さて、そんな中、古都京都のしぐさを発見しました。

 歩くのが速い私は、すたすたと混んでいる道でもぶつからずに歩く自信がありますが、さすがに、2回ほど、追い抜くときにご婦人の鞄か何かに接触したのでした。
 そして、その2回とも、それぞれのご婦人から「ごめんなさい」と一言、きちんとしたご挨拶が!
 私も慌てて、「いや、私のほうが、ごめんなさい、、、」。誤るべきは急いで歩いていたこちらなのに、、、。
 「せたがやしぐさ」を提唱しようとしている身でありながら、実に恥ずかしい。

 たぶん、ご婦人にしてみたら、「道をふさいでしまって(もしくは、後ろを気にせず歩いていて)ごめんなさい。」ということなのでしょう。
 これは、まさに「うかつあやまり」ではないですか!! いやー!本当に、感激です。

 もともと、「えどしぐさ」は江戸遷都の時に、関西の選りすぐりの商人が江戸に渡り、そこから、広がったといわれているのですが、京都では、未だにその流れが生きているのですね。

 こういう日常が続いていれば、もっと、気持ち豊かになれるのでしょう。

 『写真は散歩の途中に撮った清水の舞台下のお地蔵さん』

 「せたがやしぐさ どっと こむ」スタッフ 上島 

2008年8月8日金曜日

【午睡して夏バテ防止】

暑いです。暑すぎます。今日は東京でも初の猛暑日(35℃を超えた日)になったそうです。
江戸時代の町衆は真夏の健康維持のために午睡を自然に行っていて、ミンミンぜみが鳴き出すと、午睡時間を30分延ばしたそうです。
私も、最近オフィスで午睡をとるようにしています。これは嘘ですが、疲れぎみで仕事中にうとうとしてしまうことがしばしばあります。でもこういう時には、夏バテ防止のために体が自然に休みをとっていると、自分をなぐさめています。

自分の健康管理は「江戸しぐさ」の教えの筆頭にあげられる条項のひとつだそうです。
来週はお盆休みの方も多いと思います。
秋になって夏の疲れが出ないように体をゆっくり休めてください。

「せたがやしぐさ」事務局 大古田定巳

2008年8月7日木曜日


A rolling can gathers no moss.---転がるカンに罪はない。

 皆さんもご経験があるのではないでしょうか。
 電車に乗り込んで、うまく座席が空いていてほっと一息、でも次の瞬間ふと足元にコツンと何かが当たってくる。なんだろう。前に人が立っていてシートの下を確認できない。ほっとけばいいや。でもしばらくすると、またコツン。そしてかなり規則的に、またコツン。
 前に立っている人がいなくなる。すかさず、首をのばしてシートの下をのぞきこむ。

 「アルミの空き缶だ!」

 電車の中なので、「缶けり」をするわけにもいかず、とりあえず手で缶をまっすぐに立てる。急停車でもしない限り、缶はそのまま慣性の法則にのっとって、じっとしていてくれる。

 問題は、そのあとだ。
 
 自分の目的地の駅が近づいてくる。

 “僕の頭の中は、その缶の処理方法でいっぱいになる。”

 僕の天使は言う。「これでも僕はJCマンの端くれだ。眼の前に捨てられているごみをそのまま見過ごすわけにはいかないのだ!」

 でも次に僕の悪魔が言う。「なに、転がっているのを止めてあげたんだから、御の字。知らんふり、知らんふり。」

 また僕の天使が言う。「積善でいうじゃない。ここで勇気をだせばきっと後々いいことがあるよ。」

 悪魔も負けじと、「捨てたやつが悪いんだよ。ほっとけ、ほっとけ。わざと缶の転がり方を実験しているのかもしれない。」

 天使が言う。「いいのぉ?!後悔するかもよぉ。」

 悪魔、「最近、駅構内にごみ箱を設置していないことが多いよね。きっと君はずっと缶を片手にごみ箱を探し求めて、あてもなく歩き続けることになるよ----“ごみ箱を訪ねて三千里”なんてね・・・フフフフフ。」

 おっと、気が付いたらもうすぐ駅についちゃう~~~。
 「大変だぁ、どうしよう、どうしよう・・・・。」

 僕の葛藤は続くのである。
 さて、皆さんはどちらにしますか?天使?それとも悪魔?

 今日もお付き合いいただき感謝です。

 【せたがやしぐさ】事務局 櫻井重之

2008年8月6日水曜日

【戦をしたくなくなるしぐさ】
7月26日に講演をしていただいた越川禮子先生から以前に次のようなお話をお聞きしました。
『江戸人たちは二つ大きな思いを持っていました。一つは、徳川家康が残した、「どんなことがあっても戦だけはするな」ということで、もう一つは、「たった一度の人生だから気持ちよく生きよう」この二つです。』
『町衆の上に立つ人の遠慮深謀が功を奏して、江戸時代の平和が続いたわけです。だから、江戸しぐさというのは、「戦をしたくなくなるしぐさ」「いじめをしたくなくなるしぐさ」なんですね。』
とても素敵なお話でした。

みなさんが考える「せたがやしぐさ」が人の気持ちをやさしくしする「しぐさ」、そして、争いごとのない平和な街、平和な世界をつくる「しぐさ」になりますように。
8月6日
「せたがやしぐさ」事務局 大古田定巳

2008年8月5日火曜日


【かわいい子には旅をさせ】

 8月3日日曜日、茹だるような暑さのなか第24回わんぱく相撲全国大会が両国国技館で開催された。わがまち世田谷から、なんと史上初めてとなる全国大会出場選手が出た。僕は前日から出場選手(わんぱく力士)を連れて、本番リハーサル、夕刻からわんぱく力士を連れて大相撲の相撲部屋に一泊して翌日の本大会に備えるという経験をした。このわんぱく相撲全国大会、多くの名力士を輩出してきてはや四半世紀、相撲で身を立てようと幼いながらに決意しているものにとっては大きなアピールの場であり、大相撲協会にとっては才能の発掘の場である。

 英語に、”Experience is the mother of wisdom.”という言葉がある。

 何事もまずは経験であるという。経験によらずしては、机上の空論となり実感がともなわない。そういった意味で今回の相撲大会に出場したわんぱく力士は、勝負の世界を経験してきたと同時に普段経験できないような相撲部屋宿泊体験を通して多くのことを実感として得たことだろうと思う。
 それはそれで素晴らしいことであるが、一方で、すべては自分の喜怒哀楽の中にあるという。それを感じる感性にあるという。
 「せたがやしぐさ」では、特別な経験にとどまらず、日々の生活の中での何気ない経験に基づいて、嬉しかったこと、怒りに震えたこと、哀しかったこと、楽しかったことのなかに、ヒントが隠れていると僕は思う。
 そういえばそうだった。僕はこうしたかった。あのときこう思ったという経験があるはずである。自分の身の回りをもう一度見まわしてみよう。きっとまだまだ世の中に、そして人々の意識に強く訴えかけるような「せたがやしぐさ」がまだまだ埋もれているはずである。
 ぜひそれを読者のみなさんの経験と感性で掘り起こしていただきたいと切に願っている。

 今日もお付き合いいただき感謝!
 「せたがやしぐさ」事務局  櫻井重之

2008年8月4日月曜日

世田谷ふるさと区民まつりが予定通り行われました。
例年以上に暑い2日間でしたが、私たちの「せたがやしぐさ」の告知も熱気を吹き飛ばす勢いでやらせていただきました。
告知チラシをお渡した父兄の方より「子どもの『学校便』で見ました」「良い企画ですね、頑張ってください」等のお言葉をいただき励みになりました。

これからもスタッフは夏休み返上で9月の選考会の準備、10月の五箇条発表会まで突っ走ります。
是非皆さんも、ご自身での投稿はもちろんのこと、周りの知人・友人の方々にも「せたがやしぐさ」のことを宣伝して、良いまちづくりに巻き込んでくださいね!!

2008年8月1日金曜日

世田谷ふるさと区民まつりが開催されます!

8月2日(土)、8月3日(日)馬事公苑にて、第31回ふるさと区民まつりが開催されます。
http://www.h3.dion.ne.jp/~umamaru/
東京青年会議所世田谷地区のブースで「せたがやしぐさ」のPR活動を行っていますので、ぜひブースにお立ち寄りいただき、黄色のTシャツを着ているスタッフに声をかけてください。
東京青年会議所世田谷地区のブースは、実行委員会ブースの隣です。

また、東京青年会議所のメンバーは、「昔あそびコーナー」のお手伝いをしています。竹馬、お手玉、めんこ、けん玉、ベーゴマ、フェイスペインティング、バルーンアート、草笛、世田谷のむかし話の紙芝居など、いろいろな遊びを楽しめます。
子どもたちと一緒に、昔遊びをしながら、「せたがやしぐさ」を考えてみるというのはいかがですか?
「昔あそびコーナー」は15:00~19:00オープンスクエアでやっています。

「せたがやしぐさ」事務局 大古田

2008年7月31日木曜日


【生活の中の美】

 今、世田谷のあちらこちらで、盆踊りが催されています。
 盆踊りは、地域の人たちが力を合わせて作り上げる昔ながらのイベントで、子供たちが将来の思い出となるよう、各地域ごと、様々な趣向を凝らし、大会が運営されています。

 大人でも子供でも日本人であれば、どこからか聞こえてくる「ドン、ドコ、ドン」という太鼓の音を聞けば、なぜか胸が躍るものです。

 さて、お祭りに顔を出し、おもしろいなと思ったのは、電子ゲームに夢中なはずの子供たちが、金魚すくいや、型抜き、ヨーヨーすくいに夢中になるということ。
 39才となった小生は、子供の頃、夢中になったことは当然ですが、意外と現代でも子供の心は変わらず、楽しいものは楽しいのでしょう。
 実は今回、私どもが提唱する「せたがやしぐさ」も『時代は変わっても、人の心はそう変わっていない』という発想からスタートしました。きっと、「江戸しぐさ」に劣らない現代版、世田谷版のすばらしい「しぐさ」が提案されると期待しています。

 金魚すくいも、ヨーヨーすくいも、暑い夏を涼しく過ごすための工夫があったのではないかと思います。
 外国からきたデザインもすばらしいものはたくさんありますが、こういった季節と相まった様々な「生活の中の美」が、私たちの心を、時代を超えて潤すすばらしさに感心してしまいます。

 日本の言葉の中にはもちろん、私たちが何気なく使っている日常の言葉の中にも、美はありましょう。その言葉をうまく使っていただいて、「せたがやしぐさ」をご提案いただきたいと思います。

 【写真は稲荷森稲荷神社で行われていた盆踊りでいただいた団扇です。アサガオと風鈴の絵も涼しげですが、竹製の柄が美しい!】

 「せたがやしぐさ どっと こむ」スタッフ 上島義盛

2008年7月30日水曜日

【世田谷区たまがわ花火大会】

 夏はやはり浴衣ですね(7月21日の記事参照)。小股の切れ上がった女性がしゃなりしゃなり歩くさまは(今ではとんと見かけませんが)、全国の男性諸氏のご想像の通り、いいものですよね。そして浴衣とくれば、盆踊りと花火。いまでは温泉にでもいかない限り、浴衣もほとんど着なくなりましたが、ここぞとばかり、堂々と人前で着られるのがこの季節のこれらのイベント。

 わがまち世田谷でも、今年も「世田谷区たまがわ花火大会」(http://www.tamagawa-hanabi.com/)が8月16日土曜日に行われます。うちは新盆なので、残念ながら世田谷を離れておりますが、お時間のある方はぜひ、近くまで行ってご観覧ください。(HPによると、今大会は特定非営利活動法人東京オリンピック・パラリンピック招致委員会、東京都東京オリンピック・パラリンピック招致本部の特別なご協力のもとで開催しているそうです。)いろいろと地域の皆様の協力の上に成り立っているのですね。

 幼少のみぎりから、花火を間近で見るのの何が好きかって、皆さんも当然ご経験おありでしょう。あの下っ腹にドーン!と響く振動音がたまらないのです。メタボの腹鼓にはなんともいえない「ゆらぎ」なのです。不惑のいまでは、おそらく腹のなかで胆石がゴロゴロ摩擦しているだけかもしれませんが・・・。

 当日はおそらく二子玉川あたりは大混雑が予想されます。

 汗だくにならないように余裕をもって、そして大賑わいでしょうからひととぶつかる確率もかなりのものがあると思います。どうかひととすれちがうときは、「肩引き」(7月11日の記事参照)、蟹歩き・傘かしげ(7月14日の記事参照)を実践してみてくださいね。傘かしげはこの場合、日傘でしょうね。

 今日もお付き合いいただき感謝いたします。

 「せたがやしぐさ」事務局 櫻井重之

2008年7月29日火曜日

 暑中お見舞い申し上げます。
 
 毎日暑い日が続いておりますが、皆様お元気ですか?

 こう暑いと、朝夕の通勤電車はこたえますね。
 特に汗だくになって、ワイシャツがピタッと肌にくっついている人が、列車に乗り込むのを目撃したりすると、おもわず顔が引きつり、頼むから「こっちには来ないで~。」とか「くっつかないで~!」と叫びたくなりますよね。でもマーフィーの法則で、その人は必ずといっていいほど、あなたに近づいて来ます。そう、かくいう僕もどっちかというと、そのくっつかないでぇ~と叫ばれる側の人間ですので、僕といっしょに電車に乗り合わせた皆様、毎度ご迷惑をかけております。この場を借りてお詫び申し上げます。

 やはり暑い日に暑苦しい格好をしていると、本人はどうかわかりませんが、その格好を見ている人の不快指数はかなり上がります。白いシャツが汗でぴったり肌にくっついている人も、本人は暑い中で頑張っているという自己肯定感にひたっているかもしれませんが、状況によっては、これが甲子園の高校野球の応援団ならともかく、電車の中のような閉じられた空間では、他人には不快に感じられることもあるわけです。

 汗をできるだけ出ないようにするには、筋肉の動きを緩慢にして熱を発しないようにするしかありません。筋肉の動きを緩慢にする。すなわち、通常より時間をかけてゆっくり行動する。そのためには朝は早起き、約束の時間には余裕をもって出発する。生活リズムをきちんと予定立てて、早め早めに、あわてず動き出す。そうすれば汗もすこしは出なくなるかもしれません。

 出てしまった汗はこまめに拭いていただいて、滝のように流れ出した汗には、うわさのスピード社でも出している「スイムタオル」というのもあります。これは絞ればすぐに乾いて繰り返し使えます。それと当世はやりの“クールビズ”スタイルもいいですね。宜しければ扇子をちょいと片手に持って、颯爽とすずしげに電車に乗りたいですね。

 「せたがやしぐさ」事務局 櫻井重之

2008年7月28日月曜日

 【せたがやしぐさ】の募集始まる

 ”せたがやしぐさ どっと こむ”では一昨日の千歳烏山でのイベントを皮切りに、皆様からあなたの”せたがやしぐさ”の公募を本格的に開始いたします。応募方法は、チラシ、ポスターに記載の通りですが、インタネットからでもご応募いただけます。

 詳しくは、こちらのサイトをご覧ください。

 http://www.tokyo-jc.or.jp/setagaya/2008/active/think.html

 なお、うまくダウンロード出来ない場合は、お手数ですが東京青年会議所 世田谷地区内「せたがやしぐさ」事務局まで、ご連絡ください。

 
 THINK SETAGAYA 2008プロジェクトチーム
 FAX  020-4665-4345
 Eメール idea@setagayashigusa.com
 〒154-0004 東京都世田谷区太子堂2-17-10-101

2008年7月27日日曜日

昨日から「せたがやしぐさ」はじまりました!
とても暑い中、記念イベントにご参加くださりありがとうございました!


昨日の越川先生のお話、才賀師匠のご高座をからぜひご自分の「せたがやしぐさ」を考えてくださいね。

難しく考えずに、わかりやすい言葉であれば良いですから是非考えてくださいね。

「せたがやしぐさ」が、せたがや中に広がってより良いまちになりますように!
よろしくお願いします。

2008年7月26日土曜日

あと数時間で・・・

 「せたがやしぐさ」プロジェクト開始イベントが、京王線・千歳烏山駅前の烏山区民センターで開催されます。入場無料! 申込不要!です。

 米国大リーグのイチローがインタビューなどでよく口にする言葉があります。「準備」です。毎年のように金字塔を打ち立ててきた彼にはその準備はおそらく常人には考えられない域に達していると思います。 

 手前味噌で恐縮ですが、私たちも今日のこの「せたがやしぐさ」プロジェクト開始イベントからはじまる一連の「せたがやしぐさ」プロジェクトの準備を昨年秋ごろからすすめてきました。スタッフはみなそれぞれ、本業の仕事をもち、仕事の合間のすくない時間をやりくりしてやってきました。

 世田谷区内の小学校、中学校、各種施設を回り、説明をさせていただきました。深夜までスタッフ同士で激論を交わし、ときにはヒートアップし過ぎてしまったり、資料の作成で徹夜になり、翌日そのまま仕事に向かったりしました。そんな日々の積み重ねが本日の「せたがやしぐさ」プロジェクト開始イベントという形で結実することになりました。

 このプロジェクトに関わってくださったすべての皆様に感謝して、ご来場の皆様と一緒に「世田谷」、愛する地域コミュニティーの未来を、ご一緒に考える時間を持つことができれば幸です。数時間後に、会場にて皆様とお会いできますことを楽しみにしております。

 せたがやしぐさ 事務局 スタッフ一同

2008年7月25日金曜日

お知らせします!!
皆様、いよいよ明日です!!

 「せたがやしぐさ」プロジェクト開始イベントが、京王線・千歳烏山駅前の烏山区民センターで開催されます。入場無料! 申込不要!です。多くの皆様のご来場を「せたがやしぐさ」事務局スタッフ一同、こころよりお待ちしております。

【「せたがやしぐさ」プロジェクト開始イベント】

日時: 2008年7月26日(土)
13:30 ~ 15:45(開場 13:00より)
場所: 烏山区民センター(千歳烏山駅北口すぐ)地図: http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00004109.html

講演 「江戸しぐさに学ぶ」 越川禮子氏(NPO法人江戸しぐさ理事長)
http://www.edoshigusa.org/
 
 1926年東京生まれ。青山学院女子専門部家政科を卒業。66年、女性スタッフのみで市場調査と商品企画などを手がけるインテリジェンス・サービスを設立。86年、アメリカの老人問題を取材したドキュメント『グレイパンサー』(潮出版)が「潮賞ノンフィクション部門」の優秀賞を受賞。「江戸しぐさ語りべの会」を主宰、「江戸しぐさ」の普及に務め各地で講演活動を行っている。著書に『商人道「江戸しぐさ」の知恵袋』(講談社)、『子どもが育つ江戸しぐさ』(ロングセラー)、『江戸の繁盛しぐさ』(日本経済新聞社)など多数。

落語 桂 才賀 師匠 
http://www.rakugo-kyokai.or.jp/Profiles.aspx?code=84

 1950年東京生まれ。85年真打ちに昇進し、7代目桂才賀を襲名する。80年1月から日本テレビ「笑点」若手大喜利、同年10月よりレギュラーメンバーに昇格(8年間)。その他、フジテレビ「悦子逆転」「おりんさん」、TBS「塀の中の懲りない面々」、大阪中座「唄啓劇団」、東映「鬼龍院花子の生涯」ほか、映画・ドラマ・舞台などで活躍。88年国立劇場金賞を受賞。一方、法務省・少年院篤志面接委員(久里浜少年院・茨城農芸学院)に任命される。以来、高座、テレビ、ラジオで活躍する傍ら、少年院篤志面接委員として全国の少年院を訪問。青少年と建前抜きの本音のつき合いを深めている。

2008年7月24日木曜日

銭湯は、「せたがやしぐさ」の宝庫?

 僕の家のまわりにも、半径1キロ以内に3軒ありました。でも今では、保育園時代の友人の家が経営する1軒のみとなってしまいました。世田谷に引っ越してくる前の数年間は、新宿・下落合に住んでいました。父と母と僕の3人で四畳半一間のアパートに住んでいたそうです。その時はもちろん、トイレは共用、風呂は毎日銭湯でした。

 銭湯も人が集まるところ、いろいろなしぐさ(広義の意味でのしぐさ)が発達してきたわけです。

 まず、暖簾をくぐって、番台のおばちゃんに“挨拶”、そして顔見知りに”会釈“。そして、脱衣所にたどり着くまでに、“手刀”(7月23日の記事参照)。脱衣所で人が服を脱いでいるところが目に入れば、ちょっと目をそらしての”視線外し“の思いやり、脱衣後は、ちょいとタオルを前にかけての”前かくし“。風呂場や浴槽が混雑していれば、”風呂手刀“。せっけんやシャンプー(いまでは常備されているところがほとんどでしょうが)を忘れたひとに貸してあげる”せっけん貸し“。湯上りに自分のぬれた体で脱衣所が水浸しにならないように、風呂場で体をざっと拭いてからあがる”ざっとひと拭き“・・・などなど自分で勝手に命名したものもありますが、枚挙に暇がありません。

 近年はスーパー銭湯というらしいのですが、比較的大規模な大衆浴場が我が家の近くにも2か所出来ました。銭湯というよりも娯楽・飲食・リラクゼーション施設ですね。

 銭湯が地域コミュニティーの交流の場だったことは言わずもがなでありますが、時代の流れにそって、銭湯の役割も変化してきました。銭湯の変化も、都市の文化や生活習慣の変遷をはかるひとつの指標であるわけです。

 せたがやしぐさ 事務局 櫻井重之

2008年7月23日水曜日

【せたがやしぐさ】参考例

手刀(てがたな)

 終盤戦の大相撲をテレビで観戦していて、土俵下で自分の取り組みを待つ力士の前を別の力士が横切る時、その力士が軽く片手をあげます。これを“手刀を切る”といいます。はたと思いました。これも“せたがやしぐさ”に通じるのではないかと。

 オンライン百科事典のウィキペディアによると、”日本では、人の前を横切る時、または雑踏に分け入っていく際などに、縦にした片手を体からやや離した位置で小さく数回上下させることがある。これが「手刀を切る」と呼ばれる仕草である。これは東アジアでは日本特有のもので、特に人混みへ入っていく場合には、手刀をやりつつやや腰をやや屈め気味にしながら「すみません」「前を通ります」などの言葉を添えて通る場合が多い。・・・(中略)近年は衰退気味の習慣だが、今も中高年層を中心になされている。なお、軽い感謝・お願い・謝罪の意思を表す時も片手で手刀状にすることがあるが、これは合掌が簡略化されたものである。”とあります。

 ちょっとしたしぐさは、そのひとの心根、気もちを表します。伝統と格式を重んじる角界では、当然の所作かもしれませんが、わたくしたちの生活の中で、しばしば人の前、視線を横切る時があります。そんなときにさりげないしぐさ、いいですよね。故田中角栄元首相のようにトレードマークのようにするのもいいかも・・・。でもちょっと派手刀かな。

 せたがやしぐさ 事務局 櫻井重之

2008年7月22日火曜日

【せたがやしぐさ】ことばは、しぐさに表れるもの?!

 せたがやしぐさに関わるようになり、自分のまわりにいるいろいろな事象、特にひとのしぐさを何気なく観察するようになった気がします。

 子供が夏休みに入り、ちょっと足を延ばして温泉地に来ています。雑誌にたびたび紹介されるスコーンのおいしいカフェに行きました。

 僕らは席につき、注文をすませ、しばしスコーンが来るのをまっていました。

 ウェイターの青年が、注文の品を運んできました。

 その第一声が、穏やかななかにも凛とした雰囲気で「おいしく作りましたので、どうぞごゆっくりお召し上がりください。」でした。

 僕はこの「おいしく作りました」との、この青年の笑顔の一言に、ひどく感心してしまいました。

 言葉は、昔から“ことだま”と言ってその言葉を発したひとの思いが加わり波動となって伝播するのです。

 さわやかな気分で、お店を出たのでした。このお店はスコーンそのものの美味しさもさることながら、訪れた人々へのもてなしの心ももっているからこそ、ひとが集まるのだろうなと思いました。
http://www.shozo.co.jp/

「せたがやしぐさ」事務局 櫻井重之

2008年7月21日月曜日

第50回世田谷三曲ゆかた会にて

昨日、世田谷区民会館で開催されました
第50回世田谷三曲ゆかた会「琴・三弦・尺八のつどい」を観に行きました。
また、ここで「せたがやしぐさ」のチラシを来場者にお配りさせていただきました。ご協力ありがとうございました。
初めて参加させていただきましたが、この会を50回も続けていらっしゃるというのは、本当に素晴らしいと思いました。

全部を聞くことはできませんでしたが、子供体験教室の子供たちの「しおかぜの島・さらし合奏曲」の一生懸命の演奏がとても可愛くて印象的でした。

話はかわりますが、今年の「せたがやしぐさ」の企画を練っている初期段階で、
浴衣に関する企画をしようという案があったのを思い出しました。
子供たちから、数十年前の子供たちまで浴衣姿の方がたくさんいらっしゃいました。
やっぱり、暑い夏は浴衣がいいですね。

「せたがやしぐさ」事務局 大古田

2008年7月19日土曜日

【せたがや しぐさ 応募例をご紹介します】

--- 考え方のヒントと応募参考例 ---

パターン例1
       
考え方:一人一人が心がけることで、周りの人たちの気分がよくなり、街中がよくなることを考える。

具体例:時間に余裕を持って行動し、ゆっくりと町を歩くこと。周りの人たちに気を配る余裕をもつ。

その考え方や行動を簡略な言葉で表現する。
=> 「GO SLOW」(ゴー スロー:ゆっくり行こうよ!)

パターン例2
  
考え方の流れ:
1) 現代の社会や世田谷の街の問題を考える。
2) その問題が具体的に表れているように場面や行動を考えてみる。
3) その問題となる行動を改善するための行動や、考え方、姿勢を考える。

対応する具体例
1) 自分本位な行動・交通混雑問題
2) 人の多い通りや、横断歩道などで自転車に乗ってスピードを出して走るのは少し迷惑
3) 一度自転車からおりて、自転車を手で押してゆっくり進む

 このような考え方の流れとそれに対応する具体例から、
その考え方や行動を簡略な言葉で表現する。
=> 自転車休め

2008年7月18日金曜日

「せたがやしぐさ」考えるヒント

 せたがやしぐさを考える上での、ヒントをまとめてみました。

 江戸しぐさの「しぐさ」は、「仕草」ではなく、「思草」であるといわれています。つまり、まず初めに心があり、考え方や心根が、手や足や口や体を通してしぐさとして表れたものです。

 「せたがやしぐさ」も同じように、世田谷の街を、より暮らし易いまちにするための思いやりの気持ちを表していきたいと考えています。あまり難しく考えずに、あなたの思いを率直に表現してください。

表現方法のヒント

1.型なし

 英語でも、話し言葉でも型式にとらわれずに、多くに人に伝わる言葉で表現してください。

2.できるだけ使いやすい言葉で

 せたがやしぐさを広めていくには、多くの人に使われることが重要です。そのためにも、できるだけ短い言葉で、語呂のよい、リズミカルな言葉が好ましいです。

3.テーマは自由

 テーマは自由です。しぐさは行動や振る舞いに限らず、考え方や姿勢など、その気になれば、すぐにできることを表現してください。

キーワードでのヒント

環境=地球環境・自然環境・省エネルギー・エコロジー・緑化
教育=家庭教育・地域の教育・コミュニティーと青少年育成
防犯=各種犯罪対策
防災=心がけ・備え
挨拶=朝昼夜などの日常の挨拶、街中での出会いがしらの挨拶
日常生活=たばこ・自転車・ゴミ・マナー・常識・公共空間

2008年7月17日木曜日

「世田谷しぐさ五箇条」大募集! 応募要項

★募集内容  みんなとって心地のよい世田谷にするための、「しぐさの名称」と「しぐさの内容」
 例えば...
 しぐさの名称: GO SLOW(ゴースロー)
 しぐさの内容: 時間に余裕を持って行動し、ゆっくりと町を歩くこと。周りの人たちに気を配る余裕を持つ。季節やまちの風景を味わう余裕を持つ。

 しぐさの名称: 自転車やすめ
 しぐさの内容: 人の多い通りや、または横断歩道などでは、自転車は少し迷惑。一度、自転車からおりて、自転車を手で押して、ゆっくり前へ進むこと。

★応募方法  郵便、FAX、メール又はホームページからご応募ください

★締め切り  平成20年9月16日

★表彰    五箇条に選ばれた方を表彰します。(区長賞、教育長賞他)

★特典    賞状、副賞贈呈。アイデアがポスターになって、世田谷のまち中に掲載されます。

★審査員   越川禮子氏、井德正吾氏 他

2008年7月16日水曜日

「せたがやしぐさ」はじめませんか?
「しぐさ」…思草、思いやりの心、思いやりのある行動


 「せたがやしぐさ」の提案までの流れ 
 東京青年会議所世田谷地区(http://www.tokyo-jc.or.jp/setagaya/2008/)では、これまで「THINK SETAGAYA」と銘打ち、5年間の中長期的な事業計画を策定し、「人と人とが優しさと思いやりで結ばれる地域コミュニティーの創造」を目指し、「考え、実行していく」事業を組み立てて参りました。

 4年目の今年は、「江戸しぐさ」という私たち日本人がかつて共有していた文化に着目し、新しいアプローチで地域コミュニティーに貢献していくことを目指し事業を展開していきます。

 江戸時代ではお互いを思いやり、尊重し合うという文化を大切にし、豊かな都市生活を実現していました。それをヒントに、ストレス社会といわれる今日の都市生活を、特に、地域コミュニティーの醸成の視点を持って、少しでもよりよいものとしていくための方策を皆で考え、広めていこうとする取り組みとなります。
 江戸時代の日本人と現代の日本人とでは、価値観も、思考も、生活様式も大きく変わってきたことでしょう。しかし、私たちの根底にある「心」の部分はそう大きく変わっているものではありません。何かをきっかけに、江戸時代にも負けない地域コミュニティーを作ることはできるはずです。
 今回、そのような期待と希望を持って、「せたがやしぐさ」を提案するものです。
        
       東京青年会議所 世田谷地区
        Think Setagaya担当 副委員長 豊嶋 啓聡 

2008年7月15日火曜日

江戸しぐさ その三 --- 【うかつあやまり】

 ”うかつあやまりというのは、人ごみで人に足を踏まれたとき、踏んだ方はもちろん、踏まれた方も、「こちらこそ、うっかりしていました」とさっと謝ることです。こうすればトゲトゲしさはなくなります。西欧では「私の足が大きいから踏まれたのだ」と言うユーモラスな表現があるそうです。さりげない言葉はそれだけで和みます。”

 これは経験上、自分の気もちに余裕がある場合は、「大丈夫ですよ。」あるいはもっと余裕があり、心が弾んでいる場合は、「あら、ごめんなさい」と自分の方から謝ってしまうかもしれません。でもそんなに寛大な心を持ち合わせていない自分としては、特に自分に非がないと確信している場合、あやまりの言葉が全くないと、ついついその人が気になって、折に触れて睨みを飛ばしてしまったりして、ラッシュアワーの通勤電車の中での朝のひと時が台無しになってしまうこともしばしば・・・。

 まだまだ人間の出来ていないわたくしです。

 ただこの人もわざとやったわけではないという性善説に立つと、自然とイライラする気持ちもなくなり、そんなことより、朝一番にお会いするお客様に集中しようということになるのです。

 このしぐさは、「自分の感情の状態」をチェックするのに良いバロメータにもなるのです。

 東京青年会議所 世田谷地区
 「せたがやしぐさ」ブログ担当: 櫻井 重之


 参考文献および出所: 
  NPO法人「江戸しぐさ」のホームページ: http://www.edoshigusa.org/
  江戸の繁盛しぐさ(日本経済新聞出版社) 
  商人道「江戸しぐさ」の知恵袋(講談社)
  いろはかるたの「江戸しぐさ」(講談社)

2008年7月14日月曜日

江戸しぐさ その二 --- 【蟹(かに)歩き・傘かしげ】

 7月11日の記事では「肩ひき」について、実体験をもとにご紹介させていただきました。本日は、その「肩ひき」の変化型、「蟹歩き」と「傘かしげ」です。
 
 肩ひきと同じように蟹歩きも、狭い道ですれ違うときのしぐさですが、「蟹歩き」はさらに狭い場所ですれ違う場合に有効です。イメージとしては、寝台列車の通路とか、映画館の座席の間の通路、知る人ぞ知る、地下鉄永田町駅からJC会館への“抜け道階段”などでしょうか。
 
 人とすれ違う際に肩ひきが上半身を約45度回転させるのに対して、蟹歩きは完全に横向きになって体ごと90度回転させます。これに両手でVサインをしながら行えばまさに蟹です。
 
 そうしないと自分の進行方向に進めないわけですから、物理的には当然の所作だと思われますが、意外とこれも7月11日の記事の話ではないですが、すれ違う当事者双方が、どちらがその態勢に入るか、どちらも相手をどかしてやれ!などと内心思っていると、不測の事態が発生したりするわけです。

 すれ違う時ですが、相手がすれ違う側に「肩ひき」をしながら「蟹歩き」へと移行してくれるときは、いいのですが、「肩ひき」をせずに、すれ違う方向と逆に回転(すなわち、あなたの方に背中を向けながらの回転を)するときは、その人はおそらく、心理学的に「あなたに全く関心がない。あるいはさっさと通りすぎてよ。」という心理が隠れているそうですので、ご参考までに。実践でご確認ください。

 もう一つの変化型は、雨の日に細い路地で人とすれ違う際に傘を傾げる「傘かしげ」。これも物理的にそうせざるを得ないとも思いますが、これには傘からこぼれた雨の滴が相手にかからないようにという気配りの心もこめられているのです。

 読者の皆様、そしてJC会館への抜け道をご愛用の方、ぜひお試しあれ!

 東京青年会議所 世田谷地区
 「せたがやしぐさ」ブログ担当: 櫻井 重之


参考文献および出所:
 NPO法人「江戸しぐさ」のホームページ: http://www.edoshigusa.org/
 江戸の繁盛しぐさ(日本経済新聞出版社)
 商人道「江戸しぐさ」の知恵袋(講談社)いろはかるたの「江戸しぐさ」(講談社)

2008年7月13日日曜日

【江戸しぐさ】

 私たちのめざす「世田谷しぐさ」のそもそもの本家本元「江戸しぐさ」とはなんぞや?ということでご説明いたします。

 江戸しぐさとは、「商人しぐさ」「繁盛しぐさ」ともいわれ、江戸商人たちの考え方、生き方、口のきき方、表情から身のこなし方などを体系化した生活哲学でした。

 江戸商人たちが、人間関係を円滑にし、長い信頼を築き、何代も続けるお付き合いをするための極意でした。

 江戸しぐさの「しぐさ」は、「仕草」ではなく、「思草」であるといわれています。つまり、まず初めに心があり、考え方や心根が、手や足や口や体を通してしぐさとして表れたものです。

 そして、彼らの心の根底には、人間に対する深い思いやり、お互いを尊重する心がありました。

 文化・文政の頃の江戸の町は、人口100万人を超える世界有数の過密都市でした。譲り合い、助け合いの気持ちがなければ共倒れになってしまうという背景もありました。すべてにおいてお互いさま。もめごとが起きないようにお互いが細心の気配りをして共に生きていくという、共存の知恵が「江戸しぐさ」につながっていました。 

 江戸の町は、お互いを尊重するという文化を「江戸しぐさ」として保つことで、約200年もの間、平和で美しいとてもすてきな町であり続けたとが伝えられています。

 7月11日の記事「肩ひき」もその「江戸しぐさ」の代表例のひとつです。

 このほかに、「傘かしげ」、「蟹歩き」、「うかつあやまり」、「こぶし腰浮かせ」など先人たちの知恵の結晶がまだまだあり、枚挙に暇がありません。順次ご紹介させていただきますが、ぜひ読者の皆様もご自身でお調べになってみてください。新たな発見・気づきがきっとあることと思います。

*本記事は、越川禮子氏の講演記録及び下記の文献をもとに作成しました。

江戸の繁盛しぐさ (日本経済新聞出版社)
商人道「江戸しぐさ」の知恵袋 (講談社)
いろはかるたの「江戸しぐさ」 (講談社)

2008年7月12日土曜日

【昭和女子大・「子育てファミリーフェスタ」にて】

 7月12日梅雨の晴れ間、あるいは気象庁があとから梅雨明けでしたと発表するかもしれない30度を超す暑さの中、昭和女子大の「子育てファミリーフェスタ」にお邪魔しました。メンバーは東京青年会議所・世田谷地区の豊嶋Thinkせたがや担当副委員長、上島・大古田両実行委員長、今泉直前Thinkせたがや担当副委員長、小暮直前世田谷地区委員長、そして私である。
 
 男性の私としては、女子大は、まさに近づきがたい象牙の塔であり、数年前に昭和女子大のオープンカレッジの「コーチング講座」に通っていた私としては、男性諸氏の多くがそうであるように、久々の緊張である。

 集合時間の午後1時を30分遅刻して、汗だくになりながら正門に入った。すかさず守衛さんに「入場券は?」と聞かれた。「えっ?入場券?」そんなの聞いてないよと思いながら、「なんとかフェスタで・・・来たのですが・・・」(イベントの名称も忘れて緊張がピークに達する。)
「あっそう、どうぞ!」(ほっと一息。)

 でも、メンバーが見つからない。とりあえず、電話する。「今、着きました。」

 電話の誘導にそって、歩いていくとなんと、あの「女性の品格」の著者であり、昭和女子大学・学長の坂東眞理子先生がほんの目の前に佇んでいらっしゃるではないか!オレンジ色の夏らしいワンピースに身を包み、小柄であるが凛としたオーラが漂っていた!

 メンバーとの会話もそこそこに、すぐさま坂東先生に挨拶をすることになった。坂東先生は快く大古田実行委員長の「世田谷しぐさ」の説明を聞いてくださり、温かい激励の言葉をくださった。また先生のお話に「江戸しぐさ」の第一人者でいらっしゃる越川禮子先生のお名前や江戸しぐさ用語がすらすらと出てきた。さすがに、品格の女史である。私は、なにも言えずただただひれ伏していた・・・。

 さて、その後学長のお言葉を胸にわれわれは、子育てフェスタの各ブースを回り、「世田谷しぐさ」の説明とビラ配りをしてまわった。

 やはり、このようなボランティア・イベントに来ている方々は、我々の説明を熱心に聞いてくださり、中には動員に協力を申し出てくださる方もいて、まだまだ世田谷、捨てたものではないぜ!という思いを新たにした本日の動員活動であった。

2008年7月11日金曜日

江戸しぐさ その一【肩ひき】

 肩ひきとは、道を歩いていて対面から近づいてくる人とすれ違う場合、すれ違う側の肩を、自分の進行方向と反対側にひく、すなわち、すれ違う「相手」の進行方向に肩を引くことである。そのとき上半身が約45度回転する。

 僕はこの「肩引き」を大学受験・浪人生時代から励行している。今年不惑なので、かれこれ20余年行っている「肩ひき師」である。僕の肩ひきとの出会いは、テレビのバラエティ番組だったかと思う。たしか男性タレントが歩道の真ん中に立って、「肩ひき」の実践をしながら、その効用をレポートしていた記憶がある。それによると、人間、自分が一歩ひくと、物事うまくいくというのである。

 はたして人によくぶつかるという人間はいるものである。結婚14年目の小柄な我が妻もそうである。結婚前、デートの集合場所を東京の新宿駅東口交番前にすると大変である。週末の東口交番前は大混雑。僕が先に来ていて、彼女を待っている場合、人の木立の中から、彼女の顔がわずかに見える。僕は思いっきり手をあげてお互いの場所を確かめ合い、彼女は僕の立っている場所に近づいてくる。その10メートルの間に彼女はいろんな人にぶつかるのである。場合によって、数十センチよろめいて飛ばされたり、ぶつかって睨まれる。そういう姿を僕は、ちとトロいなぁと思いながら微笑ましくじっと見ている。彼女が数10センチのところまで近づいてくる。すかさず僕は、「肩ひきって知ってる?」

 僕の蘊蓄が始まるのである。彼女は「へ~そうなんだぁ。やってみよう。」と可愛く言ってくれたっけ。でも今は、「わかった。わかった。昔も聞いたよ。」「三万回聞いた!」

 不惑とはそんな今日この頃である。

 さて、僕も最初は疑心暗鬼であった。たかが肩をひくくらいで・・・と思っていた。だがやってみると面白いように、ひとにぶつからない。対面から歩いてくる相手の速度を目算しながら自分の肩をひく速度を調整する。そして少しもかすらずにすれ違ったときの達成感、その数秒間のスリルがたまらない!のである。


 もちろん「肩ひき師」にも失敗はある。後方から近づいてくる速度不明の物体、すれ違う寸前に速度をあげる、特に生後2000日くらいの物体の運動への対応には弱い。

 最近の失敗で忘れられないのが、20代後半くらいの背広の紳士との一戦である。僕の左はガードレール、右は駐車場の鉄製の柵だったろうか?彼は右手に黒のブリーフケース、左手は携帯電話でメール中だったろうか。せわしなく親指が動いていたと思う。道幅は約1メートル、肩ひき師には造作無いシチュエーションである。ただし運悪く、僕も左手にパソコンの入ったブリーフケース、結構重い。右手には、ある会合の資料がいっぱいつまった成城石井の頑丈な紙袋を二重にして持っていた。彼がメールを打ちながら一歩一歩近づいてくる。僕はすかさず、速度計算に入った。たやすいケースだ。僕はいつものようにさりげなく右の肩をひいた。

 すると次の瞬間、シュッという摩擦音が聞こえた。しまった!肩はすこしも当たっていなかったのだが、右の腕にある、資料が入って重い成城石井の紙袋が、慣性の法則にのっとり、肩の動きに合わせて、動いてはくれなかったのである。「失礼!」無意識に言葉を発していた。

 そして、こともなげに僕は会合の場所である、玉川台区民センタに向けて数歩前進していた。ところがである。背中になんとも不思議な、殺気立った感覚が残る。どうしたことだろう。急がないといけないのに・・・。

 ふと僕は反射的に後ろを振り返った。はたして、そこにあったのは・・・・。

 ぼくとすれ違ったあの若いスーツの男性が、ブリーフケースを右手に、携帯は左手で胸の近くまで掲げたまま、首だけは僕の方を向けて、まるで般若のような形相で僕をじっとにらみ続けているではないか。その顔つきの恐ろしいのなんのといったら、「エルム街の悪夢」のフレディのような目で僕を睨み続けていたのである。

 僕は考えた。走って逃げるか?でも荷物が重すぎる。荷物を捨てるか?小委員会はどうする?戦うか?でも僕より背も大きいし、体格もいい。

 さて僕は、頭だけを何回も「首ふり人形」のように縦に振り続けていた・・・。振り続けていたその数秒間も彼はずっとフレディだった。フレディはいまにも、その鉄製かもしれないツメで飛びかかってくるようであった。ニュースにのる、日常の些細ないさかいから起こる、考えられないような事件というのは、こういうシチュエーションの発展形なのだろうと実感して、怖くなった。

 でも読者の皆さん、まぁ、これは僕の肩ひき失敗経験。皆さんはそんなことは気にせずに、肩ひきを楽しんでいただきたい!
 
「肩ひき」は自分が引くことによって、相手が気付かなくても、相手が気持ちを害さずに、お互い気持よく生活を続けていけるとても良い知恵、「しぐさ」の一つ。ぜひとも、おためしあれ!

 肩ひきはどこでも、ひとの集まるところでその真価を発揮する。ご自分の最寄り駅、買い物で行くショッピングセンタの陳列棚の前の通路、どこででも。ご自宅のなかでもしかりである。肩ひき師としては、もし宜しければ、浅草・雷門に行かれたら、仲見世の中を堂々と、でもすれ違うときは、「肩ひき」でお願いできれば幸甚である。
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2008年7月4日金曜日

今日は某小学校にご案内してきました。お忙しいところ大変ご丁寧に対応くださいました。

非常によい取り組みとおっしゃっていただきました。
出来る限り子ども目線で、難しいものを考えるというよりも、今あるものを改めて考え出す。そしてそれをみんなで考える。その後に「~しぐさ」というな名称を付けていけば解りやすいのではないか、とアドバイスを頂戴しました。
貴重なアドバイスをありがとうございました。

また、非常に心に残ったことがありました。
そもそも「思いやる」ということ自体も自然ではないのではないかと。
まるで癖の様に行動できることが理想ではないかと。

本当にそうなりたいと思いました。

2008年7月3日木曜日

本日区報をご覧になられた方よりお問合せをいただきました。
越川先生の内容を楽しみにされているそうです。

駅からの近い会場でもありますので、沢山の方にお越しいただきたいですね。

2008年7月2日水曜日

せたがやしぐさ」プロジェクト開始記念イベントを開催します!

日時:2008年7月26日(土)13:30 ~ 15:45(会場 13:00)
会場:烏山区民センター(千歳烏山駅北口すぐ)
http://www.city.setagaya.tokyo.jp/030/d00004109.html
参加費:無料 申込:不要
■講演 「江戸しぐさに学ぶ」越川禮子氏
     NPO法人江戸しぐさ理事長 http://www.edoshigusa.org/
■落語 落語家 桂 才賀 師匠